術後4日めの日曜日。
入院日に向かいのベッドだったAちゃんと、もっと話したい!ネット情報だけでなく生身の人間と直接話したい!
でも、お互い入院中だし、身体のことがあるからなあ、とイジイジしてたら、AちゃんからLINEが。
デイルームでおしゃべりできた。
彼女は卵巣腫瘍。開腹手術で手術日は私より2日遅いので入院期間も長い。
でも卵巣片方だけ摘出だし、癌かどうかはまだ病理診断待ち。妊娠の可能性が残されてるのは羨ましい。
彼女は膠原病もあるので、病に対しては、肝が座ってる。

私ときたら。。、
まだ、癌である自分を認めたくない。
家族以外なはもちろん癌を公表してない。
まだ、癌が誤診であればいいと思ってる。
何かの間違いならと思ってる。

Aちゃんは、私に

「病と向き合わなきゃいけない」

と教えてくれた。

自分は癌患者なんだ、ということを受け入れること。

いまだに、抗ガン剤治療になったら嫌だと言ってるし。仕事仕事とか言ってるし。

そうではなく、自分の身体のサインを認めて、無理しないこと。命が最優先。
夕方に、たまたまエレベーター前で、亡くなった方が全身白布を被せられて運ばれてるのを見た。
それをAちゃんに話したら、
「何かのサインだよ。」
と、言ってくれた。
体調が回復して調子に乗っている私へのサイン。
すぐ調子に乗る私を諫めてくれた。

本当に感謝しかない。
これからも大切な友達として、お付き合いしていきたい。
私からもAちゃんに何か与えるかとができればいいが。