わたしは利他と自利の線引きがわからない


それはどこまでは自分を守って、どこまでは他人に与えていけばいいのか


まるでわからない
くるしい
そこに境界線はない

くっきりとした線さえ見えればいいのに


きつかったかな?
冷たかったかな?
すぐに反省してしまう
もっと自分を許したい
わたしはわたしでいいはずなのに

自分の守り方がわからない

お母さんお父さんに教えてもらえなかった
だっていつも貶されて
褒められたことなどない
今だっていつも荷物は背負わされる
頼ってばかりされる
ほんとはわたしは人に甘えたい

ときにうんざりする

だけど、わたしはだからこそ、今の自分をつくってこられた


両親はそんな一方で周りの大人はいつも私を褒めてくれた

だからなんとか、なんとか、やってこれた

自己を肯定するやり方さえ
教えてもらえなかったわたしはよくぞ
これでも、ここまで自分を肯定できるまでなれたなと思う

私を否定する人は私は選ばない
結局は自分を大切にしていれば、大切にしてくれる人しか私の周りにはのこらない
私は私を否定したり、悲しませたりする人間をよしとはしない


自分は自分のままでいい


そんなことわたしずっともっと知らなかったから

でもそんなの言っていくところなんてないから
もういい大人になったら
自分を肯定するのも、認めるのも自分の責任
自分の正しいも自分で決める
誰かに聞くもんじゃない

何にもないところからよくここまで来れた
ああでも、ときには考えあぐねてつかれたりする
わたしはわたしを生きていく中で、種さえなかったこの自己肯定の柱を自分で一生懸命オリジナルで作ってきた
だから、人よりもろい部分がある


強い、人はそう言ってくれる
だけどわたしはつよくない

強く、しか選択肢がなかったんだ
ときには弱くありたい
張り詰めた糸はいつかはきれる、でしょう

それでも

ただただ、わたしは負けたくないだけ

自分の弱さに
人生の悲しみ苦しみに
憂いの世の中に

そう、負けたくない
それだけ

笑っていたいだけ


ただ転ぶのではなく、転んで起き上がるときには、何かを絶対に掴んでたいだけ

難しいことは考えていなくて、
シンプルに私は真っ直ぐに生きていきたいだけ


強がってもいない
自分のできなさもカッコ悪さも見せたってかまわない


こうやってもがいて生きているこの瞬間でさえ光になれ
そうなると信じてやまない


褒められすぎてもまたわたしは苦しくなる
そんな風に言ってくれるのだから
もっとがんばろうって
背負ってしまう

他よりも良くも悪くも吸水性のある自分がときにめんどくさい
いや、だいたいいつもめんどくさい


でも、これもわたしだから

これでいい

誰が何と言おうと
これで良いと
わたしが決める
わたしが言い切る


自分を愛していくのは自分の努めだし
自分を信じてないとはじまらない何もかも


他人から見れば、なんだそんなことで悩んでいるのかと、笑われてしまうほどささやかな自分の弱さに私はとことん向き合い続けていく

そんな毎日が、わたしの彩りになることを信じる


また今日が終わる

朝が来れば、新しい自分がまた生まれる


今日の悩みは今日のうちに気のすむまで泣いて終止符を
明日は明日のすべきことがもう待ってくれている