今日は、コーチに着いてから2回目の大きな大会。
先日までの予選を経て、決勝大会に臨んだ。
日頃から、指導者として半人前の自分は、その指導方針や内容に少なからず疑問をいだいたまま日々の指導を行っているが、その日々の積み重ねが本日結果となって現れるであろう。。。


予選は、4チーム中3位と低迷。1勝1敗1引き分け
そのため、決勝リーグでは各3位チーム同士が戦い、順位を決定する。


1試合目が始まった。
前回までの得点をしているFWの翔とはやての2人の調子が良くない。
相手は、それほど強くはないがシュートまで持ち込めない。
本日、やる気満々の翔平は止むを得ず最終バックラインで守りの要をさせていた。


1試合目は、1点を先取されそのままゲームセット
遭えなく1敗をくらった。


2試合目、布陣を変え不調のはやてを最終バックラインの翔平と入れ替え望む。
意外とスペースがあると走れるはやては下がった位置からドリブルで持ち込みシュートが打てていた。
翔平は、FWに持ってきたが今一シュートには結びつかなかった。
しかし、チーム一のいい動き。
その甲斐、虚しく両チーム無得点のまま引き分けを屈した


背水の陣で望んだ3試合目。
もう、勝っても負けても最後の試合だ。
そう思った私は大きな賭けにでた。


翔、はやて、翔平の攻撃的プレーヤーを3人ともFWに持っていき、最終ラインを初めての経験となる中村かいとに託した。
彼ら中村兄弟は、コーチの話をよく聞き理解し、それを集中力をもって実践するクレバーな選手だ。しかし、線が細く経験も乏しい、そんなかいとにどこまでできるかは全く未知数である。
かくして予想は、裏切られた。
不慣れなポジションながら最終ラインを作り、ここぞという時にきっちりと相手を止める仕事をしたかいとゆうとで失点0を演出。
代わって、1試合目最終ラインで燻っていた翔平は見事にゴールを決めたのだった。


終わってみれば1勝1敗1引き分けと予選リーグと同じ結果ではあったが、それとは別に個々の成長がみれる試合であった。


まだ、まだ、小学生の低学年では波が激しい、結果に関して謙虚に考えても勝ち負けはあまり気にする必要がないということだ。
それよりも、目先の勝ち負けに拘らず基本方針に則って練習を積み重ねるべきだと痛感した。



キック、トラップ、・・・
ボールを止める
周りを見る
ボールキープ力をつける
1対1のドリブルに強くなる


そして、自ら考える選手になる


コーチとしての挑戦は、まだまだ始ったばかりだ。