「今辞められたら困る」

と大将から二日間に渡り説得されて8月末までは通常通り勤めることにしました、9月からは妹娘も仕事をするというのでそこの孫も保育園に連れて行かなければならなくなります。

その説明もして8月一杯でとお願いしましたが9月も週末だけ来てくれと頼まれ、そうすることにしました。


正直に言うと、自分はそんなに役に立ってはいません。


バイトの外国人の女の子の方が、遥かに優秀です。


それでも残って欲しいと言われるのは有り難いよりも、申し訳ない気持ちの方が強くあります。

だから駄目なのでしょうが

「それなら頑張って仕事を覚えようかな」 

と、やっとそう考えているところです。


昨夜は姉娘妹娘家族や息子、息子の同僚など多数で来店して結構使ってくれて感謝感謝です。

息子と妹娘は大酒喰らいなのでオーダして届けば一気飲みしては追加追加で飲んでくれました、それは有り難いのですが息子は酔うと叫ぶように話すので何度も

「うるさいよ」

と注意しました。

それでも親父が勤めてるから行くかと、みんなで来てくれるその気持ちは本当に有り難いです。

自分も息子や娘と話すことが楽しいので、ついついテーブルの近くに居がちになってしまいました。

大将も解ってくれて何も言いませんでしたが、あれは良くありませんね。

本日出勤したらまずその事を大将に謝りました。


いい歳をして分別が無いんですよね。


忙しい日だけは役に立った気持ちになりますが、暇な日でも給金は発生しますから心苦しい気持ちになります。

お客さんがいなくなったら直ぐにビラ配りに転じるのですが、日本人はなかなか貰ってくれないんですよね。

ビラを持って立っていると自分の前だけ膨らんで手渡ししにくい遠くを歩いて通り過ぎるのです。

日本人は陰キャ体質がDNAに書き込まれていると聞いたことがありますが、だから

「私のような者を…」

なんて表現もあるのでしょうし、大陸の人みたいに

「俺を俺を、私を私を」 

ではないのでしょう。


気持ちはわかりますが貰って欲しいです(笑


でもそれだけに、気分良く受け取ってくれる方は心から有り難く感じます。

この歳になってもまださばけた気持ちで世の中を生きれないわけですから、どうしようもありませんね。


基本的には家族との時間が楽しければそれだけでいい人間です。