Everything 49 | 空の星も虹の橋も

MIHO-




ニノとご飯を食べた翌日は休みで、久しぶりに恭子に会いに出かけた。




「う~わ~、久しぶりだね♪」


どれだけ久しぶりでも、会えば変わらない。




昨日も思ったけど、その感じはやっぱりうれしい。






すっかりお母さんの顔になっている恭子だけど、会えば高校時代の感覚と一緒…




って言ったら、「誰が女子高生だよ。あつかましいにもほどがあるわ」ってニノにツッコまれるんだろうな。






「チビは実家に預けてきたから、久しぶりにゆっくりできるよ。おいしいものをゆっくり食べたいなぁ」

「あたしは何でもいいから、恭子の好きなとこでいいよ。どこ行く?」




「昨日、何食べた?」

「アワビ♪」




「うわっ。独身OLは贅沢だなぁ」

「ニノがご馳走してくれたの」




「相変わらずあんたのツボわかってるね」

長い付き合いだから、恭子はニノのことを知ってる。




寿退社するまで結婚式場で働いていた恭子の勤め先をドライブ帰りに通りかかって、何か飲ませてもらおうと、会場を下見しに来たカップルを装ったこともあったっけ。




「せいぜい姉弟にしか見えないけど」と笑う恭子に、

「だろ?設定に無理があるって」と自分が言い出したくせに一緒になって笑ってたニノ。




あれは、何年前だっけ?






恭子が前から行きたかったというフレンチのお店で、オーダーが済むと恭子は私に向き直った。




「で、彼氏とはうまくいってんの?」

「まぁ、おかげさまで」




花男にハマって昔から潤くんが大好きだった恭子は、付き合ってると言った時に大絶叫して喜んでくれた。




「そっか。ニノとも変わらないようだし、良かった。良かった」

「ありがと」




「あの小生意気なガキが今やハリウッド俳優で国民的アイドルだもんなぁ。周りがニノ~とか言ってるの聞くとちょっと笑えるわ」




「言っとくよ。ちなみにニノは昨日、また大きくなった?って言っておいてって言ってたよ」




「まぁ~相変わらず小生意気な。ハッキリ太った?って言えばいいものを」

と恭子が笑う。






ニノも恭子も会ったことは2,3回しかないけど、私を通してもうガッツリ友達だと思ってるって言っていた。




どちらもかけがえのない大切な友達だから、二人にそう言われた時は本当にうれしかった。