原因について考える③ ネット情報 | 明日は新しい一日!~私の膀胱がん日記~

明日は新しい一日!~私の膀胱がん日記~

ある朝、突然の血尿。
翌日には膀胱癌と診断されました。
2022年1月に手術。2023年1月に再発して7月に手術と抗がん剤しましたが10月の検査でまた再発してました。
がんのこと、日常のことなどを綴っています。

とにかく、原因について知りたかった。

ネットで情報を探るのが、毎日の日課になっていた。

 

以下はネットから拾い集めた情報です。

 

1.喫煙

 

これはどの癌でも原因として挙げられていますね。

特に膀胱癌は喫煙が大きく関係しているそうです。

 

私の場合、学生時代に短期間の喫煙はありましたが、喫煙が習慣になっていたわけではありません。家族に喫煙者もいません。

 

仕事はデスクワーク。当時は席で喫煙することも許されていたので、周囲の男性は仕事をしながら煙草を吸っている人が多かった。昭和時代って、そんな感じでした。

仕事の仲間と今も交流があるけれど、喫煙組が癌になったという話もないし、受動喫煙で同じフロアの誰かが癌になったという話もきかない。

 

2.化学物質の影響、放射線治療で膀胱に被ばく、一部の抗がん剤など

  いずれも該当なし

 

3.鎮痛薬に含まれていた成分フェナセチンなど

 

交通事故で全身打撲。5年間、痛み止めを飲み続けた。
しいて原因のひとつにあげるなら、これかなぁと思うのだけれど、フェナセチンを服用したかは不明。

 

4.膀胱内の慢性炎症

 

膀胱炎になったことは記憶になし。トイレの回数は少ないほうで、胆のうで入院したときは

おしっこの回数が少なすぎると注意された。我慢をしていたわけではないが、回数が少ない。

 

5.ストレス

 

ストレスは人並みにあったと思う。

 

6.わらび

 

ネットの動画サイトを見ていて、膀胱癌によくない食品ということで、わらびが挙げられていた。これには本当に驚いた。春から山野草にのめり込んでいて、わらびを摘んできて食べていたからだ。アク抜きに失敗して苦かったのだけれど、かまわずに食べてしまった。

 

わらびをWikipediaで調べたところ、アクに発がん性物質が含まれると記述があって、さらにアクを抜いても発がん性が残存するとあった。そこまで読んで気絶しそうになった。

 

読んだ日はショックで、一緒に食べた夫に謝った。
その後調べなおして、アク抜きしないわらびをトラック何台分と大量に食べなければ、癌にはならないと知って安堵した。

 

ショックが強すぎて、その後はわらびに触れるのも嫌になった。
今後、山菜蕎麦は食べるかもしれないけれど、自分でわらびを摘んで食べるのはないかな。

 

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結局、たった一つの原因で、癌になるのではないとだんだんに分かってきた。
原因を知りたかったけれど、情報に振り回されていては本末転倒。
眠らずにネット検索したことを後悔した。
 

「眠らないこと」が体に大きな負担をあたえていたからだ。

 

もともとショートスリーパーで、12時頃に就寝し、4時半には目が覚める生活をしていた。

不眠で出勤したり、1時間の仮眠だけで一日中登山したこともある。

「寝なくても平気なんだよね」

とよく口にしていた。

 

睡眠を疎かにしたこと。
それが私の癌の原因だったのかもしれないと今は思う。

 

現在一日6時間眠ることを目標にしている。

癌になったひとは、もっと眠ったほうがいいらしい。