癌拠点病院 初診 | 明日は新しい一日!~私の膀胱がん日記~

明日は新しい一日!~私の膀胱がん日記~

ある朝、突然の血尿。
翌日には膀胱癌と診断されました。
2022年1月に手術。2023年1月に再発して7月に手術と抗がん剤しましたが10月の検査でまた再発してました。
がんのこと、日常のことなどを綴っています。

2021年12月22日

 

血尿から3日目。
血尿は依然続いていて、止血剤の効果はなし。

 

この日は紹介状を持って、地元の癌拠点病院へ。

 

泌尿器科の待合室は
比較的高齢の男性患者であふれていました。
 

コロナ感染対策として
原則、来院は医師が指示した以外は
単身で来院という規則がありましたが

泌尿器科では奥さんが付き添ってきている方も
何人か見られました。

 

うなだれている男性の隣で
妻らしき女性が「大丈夫?」

と声をかけていたり

 

声高に愚痴をこぼす男性を

妻がなだめていたり…

 

そんな光景を、私は
不思議だなぁと思いながら眺めていました。
 

 

若い男性も何人かいました。
若い方は本を読んでいたりして
静かで印象が良かった。

 

 

予約時間から1時間ほどして
私も診察室に呼ばれました。

 

診察室では紹介状に目を通した先生から

「膀胱癌ということですね。

腫瘍は2センチ。なるほど。

では手術ということで良いですね。」

とお話がありました。

 

余計な会話は一切なし。

 

先生が机の端末でスケジュール表を開き

てきぱきと今後の日程を決めていきます。

「入院は1月19日。
手術は20日です。」

 

「え?手術は年明けですか?

紹介状を書いてくださった〇〇先生は
一刻も早く手術を、とおっしゃっていました。
3週間も先の手術で、
手遅れになったりしないのでしょうか?」

と私。

 

あぁ私、内心、そうとう焦っていたんですね。

 

すると先生が

「何言ってるんですか。

1か月以内に手術って、すごく早いんですよ。
よその病院じゃ、2か月待たされますよ。

それに、膀胱癌は1か月くらいで急速に進行したりしません。」

 

「でも先生、私は4月に腹部CT受けていて
癌はどこにもないって太鼓判押されたんです。

私の癌は今2センチ。急に大きくなったのではないですか?」

 

「それは違いますね。

おそらく2センチになるまでに

1年かそれ以上、癌はあったと思います。

CTに映らないってこともありますからね。」

 

ショックその1 私は1年以上も前から癌だったらしい。

ショックその2 CT検査で癌が映らないこともある。
ショックその3 「どこにも癌はない」を信じていて

        癌が大きくなるのを見過ごしていた。

 

診察室を出た後、看護師さんから今までの手術歴の確認がありました。

胆のう摘出術と、黄斑上膜の手術(硝子体手術)をしたことを報告。

看護師さんは、手術したそれぞれの病院に問い合わせをして
記録を取り寄せるとのことでした。

 

【初診の流れ】所要時間 約5時間


 診察

  ↓

病歴ききとり

  ↓
血液検査

  ↓

入院手続き

  ↓

薬剤師面談

  ↓

 会計

  ↓

隣接する調剤薬局へ

 

初診で、手術の日程が決まり、入院手続きもしました。

出血が止まらないので、止血剤が変更(増量)になりました。

カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム錠
10mg→30mg/毎食後

 

 

初診で5時間はきつかったです。

それにしても早く出血止まってほしい…