こんにちは![]()
友人からよくされる質問があります。
「パニック障害ってどんな感じ?」
ふむふむ。
確かに経験するまで
具体的にどんなことが起きるのか
全然わからなかったです、私も。
ブログを読んでくださっている方々も
全員がパニック障害を
患っているわけではないので
どんな感覚なのかな?と
思われるかもしれませんね。
というわけで今回は、
パニック障害の自分が感じた発作時の心境や
不安の感覚について
拙いながらお伝えしようと思います。
もちろん、感じ方には個人差があるので
「人による」のだということを
念頭に置いていただけると
嬉しいです。
不安な時の感覚
想像してみてください。
あなたは今、家の中にいます。
あっ、何かの手違いで人食いワニが
家の中に入ってしまいましたよ!
食べられたら、一巻の終わりです。
でも、ワニがどこにいるのかわからない。
いつ現れるのかも。
ドアの影にいるのかな?
いやいや、クローゼットの中かも。
さて、どんな気持ちになりますか?
ソワソワしますか?
いつ来るかわからない恐怖と
食べられたら終わりだという
とんでもない不安が
襲ってきませんか?
見つかったら最期、
絶望すら感じるはずです。
私の場合、言語化するなら
このような感覚です。
恐怖を感じる対象が
いつ来るかわからない不安な気持ち。
そして、来てしまったら
それから逃れられないという絶望感。
絶望感だけでいうと、
あと5分後に確実に墜落するとわかっている
飛行機に乗っているという状況も
気持ちとしては近いのかも。
ポップに書いていますが、
もし現実ならどうします?
しかもそれが
一日に何度も起こることもあるのです。
絶望感、ザワザワ感、焦燥感
その他ネガティブ感情オールスターズに
襲われる感じ。
パニック障害になる前まで思っていた
不安感とは桁違いの不安です。
生命維持すら脅かされるような感覚ですね。
パニック発作ってどんな感じ?
パニックという名前から
騒ぐの?と思われるかもしれませんが、
いえいえ、もっと静かに苦しみますよ。
静かな中で何が起こっているのか。
私の場合、
頭がおかしくなるような感じが強かったです。
それがとてもとても怖い。
この感覚は
ちょっと伝えるのが難しいんですが、
例えば海を思い浮かべてみてください。
あなたはボートに乗っています。
流れ着いたその場所は
サメでいっぱい。
あれ、波が来ましたよ!!
あんな大きな波、到底乗り切れません。
でもボートから落ちたら
どうなるかは明白。
もちろん、逃げ場はありません。
頑張って言うと、こんな感じ。
身動きが取れませんし、
頭が変になる感じが
徐々に近づいてきてピークに達する。
その傍らで
「こわいこわいこわい!」と
脳が暴走していて
底しれぬ恐怖に襲われる。
そして、自分がなくなってしまうんだ
という気持ち。
いや、理性をなくしそうになる、という言葉が
近いかもしれない。
どうでしょうか。
少しでも伝わったなら
書いた甲斐があります。笑
上記した感覚は
当たり前といえば当たり前なのかも
しれません。
パニック障害や不安は
脳の扁桃体が危険信号を出しているのだと
言われているのですから。
本来なら、例に挙げたような
本当に危険な状況で起こるものなのでしょう。
けれども、パニック障害になってしまうと
日常でも発動されるのですね。
いつ、どこにいても
危険な状況にいるかのような気持ちに
なってしまうようです。
この苦しさ、辛さ。
そして、生きづらさ。
本質的には経験しないと
知り得ないことなのかもしれませんが、
身近にこういった病気の方がいたら
寄り添っていただけると幸いです![]()
元気で平気な時もあれば、
何かが引き金となって
危機的状況であるかのような
気持ちになったり。
昨日は元気でも、
明日はわからない。
いや、1分後すらわからない。
私の場合、そんな感じです。
もちろん人によっては
もっと重度の方も軽度の方も
いらっしゃいます。
同じ病気でも
感覚は様々なので、
一個人の意見として読んでいただけると
嬉しいです![]()
周囲の理解と寄り添った気持ちが
自分にとっては特効薬となります。
それだけで安心できることも
あるのです。
パニック障害の方々、
ひいては精神の病で苦しむ方々が
心穏やかに過ごせますように。
また、その周囲にいてくださる方々が
ずっとずっと健やかであり続けますように。
そんなことを願いながら
今日もこれから
怪談系のYouTubeを聴きます![]()
楽しいことをたくさんしましょうね!!
それが一番の安定剤!!
読んでくださり、ありがとうございました![]()
あとがき
「ぼくの何を知ってるの」
少し前にこどもと観た
クレヨンしんちゃんの映画で
ぼーちゃんが言っていた言葉だ。
なんとなく胸にきた。
私も、周りにそう思ってしまうことがある。
ほんまは全然わからんやろ、
こんな苦しい気持ち、経験したことないやろ、って。
けども、
何もわからんかっても
できることがあったらしてあげたいって思って
声をかけてくれる。
助けたい、どうにか楽にならんもんか、って。
その、まるごと受け入れてくれようとする姿勢に
心打たれること多々。
「フン!わかったような口聞いてさっ!」の後に
「なんて人に恵まれてるの。
私みたいな人間がさぁ〜〜〜」って
感情のジェットコースターが起きる。
差し伸べられた手を
掴んでみたい。
まだ相手の中指ぐらいしか掴めていない私やけど
がっつり掴んで、引き上げられたい。
そんな思いではいる。
あとは気持ちの問題ですな。
そして、わからんながらに
自分の経験も誰かの役に立てば、と思っている。
自分にできることに力を注ぎたい。
今日のあとがきは長い。
↓今読んでる本。
めっちゃおもろい。食べ物でそんなことが!!
って、勉強になっている。
やっぱり、人は食べたもので出来ているんよね。