気分が落ち込んでいるとき、
姿勢が少し丸くなっていることがあります。

逆に、姿勢が少し変わるだけで、
気持ちが軽くなることもあります。

今日は
「姿勢が変わると感情が変わる理由」を
身体の視点から話します。

 

感情というと、多くの人は

「心の問題」

だと考えます。

たとえば

  • 気分が落ち込む

  • 不安になる

  • 緊張する

こういう状態は、
心の中で起きていることのように感じます。

でも身体を観察してみると、
少し違う見方ができます。


身体と感情の関係

感情が変わるとき、
身体には必ず変化があります。

例えば

落ち込んでいるときは

  • 背中が丸くなる

  • 呼吸が浅くなる

  • 視線が下がる

逆に安心しているときは

  • 背骨が少し伸びる

  • 呼吸が深くなる

  • 視野が広がる

つまり感情は
身体の状態と強く結びついています。


なぜ姿勢が影響するのか

身体は常に

「安全かどうか」

を感じています。

姿勢や呼吸、
筋肉の状態などを通して
神経は環境を判断しています。

そのため

身体の状態が変わると
神経の反応も変わります。

そしてそれが
感情として感じられることがあります。


身体観察

ここで一つ、
簡単な観察があります。

今、少し背中を丸くして
下を向いてみてください。

その姿勢のまま
気持ちを明るくしようとすると
少し難しいことに気づくと思います。

次に

ゆっくり背骨を伸ばして
呼吸を深くしてみてください。

それだけで
身体の感じが少し変わることがあります。


重要なポイント

ここで大事なのは

「姿勢を正さなければいけない」

ということではありません。

身体を操作することではなく

身体を観察すること

です。

姿勢と感情の関係に気づくと、
身体の見え方が少し変わります。

 

もし、文字だけでは伝わりきらない部分を
実際の雰囲気で感じてみたい方は、
こちらの動画もご覧ください。

 

 


まとめ

感情は心だけで起きているものではありません。

身体の状態と
深く結びついています。

姿勢や呼吸、
身体の感じ方が変わると
感情も自然に変わることがあります。


身体は
いつも理由があって
その状態を選んでいます。

身体は、
ちゃんと分かっています。

 

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書籍

『身体は、もう答えを知っている
― 考えすぎる私たちが〈感覚〉を取り戻すとき ―』

出版しました。

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「力を抜いた方がいいですよ」

 

身体のことを考えたとき、よく聞く言葉です。


けれど実際には、「力を抜こう」と思えば思うほど、うまく抜けないと感じる人も多いのではないでしょうか。

それは珍しいことではありません。


むしろ、とても自然な反応です。

 

今回は「リラックスしようとしても出来ない理由」を、身体の視点から考えてみたいと思います。


■身体は命令では動かない

私たちは普段、意識で身体を動かしています。

 

手を上げようと思えば上がるし、歩こうと思えば歩くことができます。

 

そのため、緊張も同じように「意識すれば緩められる」と思いがちです。

 

しかし実際には、緊張の多くは意識よりも深いところで起きています。


神経の働きや、これまでの経験の積み重ねによって作られている反応です。

 

そのため「力を抜こう」と考えるほど、逆に意識が身体に強く向き、緊張が強まることがあります。


■緊張は身体の防御

身体が緊張しているとき、それは単なる力みではなく、防御の反応でもあります。

 

身体は常に、

 

「安全かどうか」

 

を確認しています。

 

もし安全だと感じられなければ、筋肉の緊張や呼吸の浅さなどを通して、身体を守ろうとします。

 

この状態のときに無理に力を抜こうとしても、身体は簡単には応じません。

 

なぜなら、その緊張は「必要なもの」だからです。

 

もし、文字だけでは伝わりきらない部分を
実際の雰囲気で感じてみたい方は、
こちらの動画もご覧ください。

 

 


■リラックスは作るものではない

施術の現場で変化が起きる瞬間を見ると、ある共通点があります。

 

それは「リラックスしようとしていない」ということです。

 

身体を変えようとするのではなく、
ただ今の状態を感じているとき、神経の警戒が少しずつ下がっていきます。

 

すると身体は、自分から緊張をほどいていきます。

 

リラックスは作るものというより、
安全を感じたときに自然に起きてくる反応なのかもしれません。


■身体は理由があって緊張している

緊張している身体を見ると、私たちはそれを「問題」として扱いがちです。

 

けれど身体は、理由があってその状態を選んでいます。

 

守ろうとしているだけなのかもしれません。

 

力を抜こうとする前に、
まずは身体が何を守ろうとしているのかを感じてみる。

 

そこから身体の反応は少しずつ変わり始めます。

 

身体は、いつもちゃんと理由があってそうなっています。

 

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「こんなに頑張っているのに、なぜ良くならないのだろう。」

 

施術の現場で、何度も耳にしてきた言葉です。


そして実は、そう感じている人ほど真面目で、身体のことを大切にしようとしている方が多いのです。

 

けれど身体の側から見ると、その状態は失敗ではありません。


むしろ、とても自然な反応です。

 

今回は「努力しているのに変化が起きにくい理由」を、身体の視点から少し整理してみたいと思います。

 


■私たちは「改善=努力」だと思っている

体調が悪くなると、多くの人はこう考えます。

  • 姿勢を正さなければ

  • 力を抜かなければ

  • もっと意識しなければ

  • 頑張って治さなければ

これはとても自然な考え方です。


学校でも仕事でも、努力することで問題を解決してきた経験があるからです。

 

しかし身体は、少し違う仕組みで動いています。


■身体にとって最優先なのは「正しさ」ではなく「安全」

身体、とくに神経の働きにとって最も重要なのは「安全」です。

 

正しい姿勢かどうか。


効率的かどうか。


理論的に合っているかどうか。

 

それよりも先に、

 

「いま安全かどうか」

 

を常に判断しています。

 

身体にとって変化とは、“未知”です。


未知のものに対して、神経は基本的に慎重になります。

 

つまり、良くなろうとして加えた強い意識や努力が、身体には「圧力」として届いてしまうことがあるのです。

 


■なぜ頑張るほど変わりにくくなるのか

施術の現場でよく見られる流れがあります。

良くなりたい

意識的に変えようとする

無意識に力が入る

神経が警戒する

身体が守りに入る

 

すると回復のための変化が起きにくくなります。

 

これは怠けているわけでも、努力が足りないわけでもありません。

 

身体が「守ろうとしている」だけなのです。

 

もし、文字だけでは伝わりきらない部分を
実際の雰囲気で感じてみたい方は、
こちらの動画もご覧ください。

 


■変化が起きる人に共通していること

興味深いことに、変化が起き始める瞬間には共通点があります。

 

それは、

 

「変えようとしていない」

 

という状態です。

 

身体を無理に操作しようとするのではなく、
いま何が起きているかを静かに観察しているとき、神経の警戒が少しずつ下がっていきます。

 

安全だと判断したとき、身体は自分から動き始めます。

 

変化は、起こすものというより、起きてくるものなのかもしれません。

 


■身体は間違っていない

不調が続くと、私たちは身体を「問題」として見てしまいます。

 

でも身体は、いつも理由があってその状態を選んでいます。

 

壊れているのではなく、守っている。

 

そう考えるだけで、身体との関係は少し変わります。

 

身体を変えようとする前に、
身体がなぜそうしているのかを理解すること。

 

そこから回復は静かに始まります。

身体は、いつもちゃんと理由があってそうなっています。

 

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