4月23日土曜日は、霊泉寺温泉のなかや旅館に一泊しました。
近代の小説家、武者小路実篤も逗留したという歴史ある旅館です。
霊泉寺温泉で営業している旅館は4件。温泉街一帯が昭和の雰囲気を色濃く残す、不思議な空間です。
館内も昭和の雰囲気です。
客室にあるテレビもブラウン管が現役です。
温泉は無色透明、無臭。ぬるめの湯です。お客はぽんこつだぬき夫婦のみ。源泉掛け流しの温泉をひとり占めして満喫しました。
夕食はナスの煮物、紅白ナマス、鳥のソテー、牛のタタキ、自家製の漬物に
宿の名物料理、虹鱒の素麺揚げ。淡白な味わいで美味しく頂きました。
朝ごはんはウドのきんぴら、ワカサギの甘露煮、ウドの胡麻味噌和え、温泉卵、漬物、御飯に味噌汁。朝夕ともに代々受け継いで来た献立と調理法なのでしょう。
笹舟の湯は現在利用出来ないようでした。
建物はボロく、メンテナンスも余りされていない宿でしたが、気さくな館主さんとおかみさん、貸切の温泉に癒されたぽんこつだぬきなのでした。