すごい勢いで脱毛中。

主治医の先生は、「ハラハラと抜けていきますよ」とおっしゃっていたが

それどころじゃない。バッサバッサと抜けています。

指ですくと、ちょっとプチプチとした感触(ちょっと気持ちいい)とともに、

束で落ちてくる。

特に、風呂で大量に脱毛。入浴前と入浴後で、容貌が変化するくらい。

その他にも、起きた後の枕にも毛束がつくし、料理にもフワフワと入ります。

 

そして脱毛は、体調にはあまり影響がないので、病院もそれほど重視しないけど

本人的には、ほぼ一番、と言っていいほど心理的には大きな問題。

どんな副作用よりも、確実に気分が落ちる。

 

私なりに、脱毛の前からの心がけと対策、そしてその効果を記しておきます。

 

・髪の毛だけが自分のアイデンティティではないと、自分に言い聞かせる

  →あまり効果なし。「そんなこと、わかってるわい。でも落ち込むんじゃ~」と

   自分ツッコミが心の中にふつふつと。。。

・とはいえ、落ち込む自分も認めて、自分に「よしよし」する。

  →効果、というか、そうするしかないよね。

・家族に、脱毛で落ち込んでいることを伝える。

  →多分効果あり。みんなの声掛けが(それなりに?)優しい。

   息子「母ちゃん大丈夫。母ちゃんのパック顔も怖かったけど慣れた」

   おいこらっ

・脱毛する前に美容院で、ショートにカット

  →効果あり。意外と似合っていた。特に掃除が楽だと思う

・治療の前に洗面器を購入。もともとは嘔吐対策。

 洗面器内に髪の毛を落としてから風呂に入ったり、シャンプーやリンスで抜けて

 手に着いた髪の毛を入れたりする。

  →掃除には効果あり。でも洗面器に入った毛束を見ると確実に気分が落ちる。

・よく似合ったウィッグを、高かったがエイヤと購入。

 抜け始めたら何も考えずさっさとウィッグ生活に切り替えた

  →とても効果あり。「ああ、ウィッグを付けなければならなくなってしまった」

   なんて考える前にとにかくウィッグで外を歩き、着け心地に慣れつつ

   特に誰にも注目されない事実に安心。

   いつもの自分とほぼ同じ髪型のウィッグなので、友人にはもちろん、

   主治医にも夫にも気づかれず。(いや、夫の注意力と興味のなさが問題かも)

 

ここまで書いていて、結局、

物理的な準備が精神を安定させるのに役立つ、ということかな。

それでも今後つらいようだったら、「支援センター」行くとか、主治医に

精神科につないでもらおう。

 

前にキャンプで訪れた静岡の滝。暑いから涼し気な写真で。