子供のころ、フエルトで作った
紫のぞうのかわいいマスコットを
いただきました。

父母のブティックで
(古い言い方だけど(笑))
アルバイトしていたお姉さんから。


とてもかわいい、その紫のぞうは
顔と胴体は紫なんだけど
耳は黄色でした。

「ねえなんでこの色にしたの?」
と不思議に思って聞きました。

するとお姉さんは

「同じ色で揃えるのは簡単だけど
それじゃつまんないでしょう?
こんな色合わないって思ってても
意外な色同士が合ったりするの。
この組み合わせもおもしろいでしょ!」

答えてくれたのを子供ながらに
ワクワクした気持ちで聞いていたのを
今でも覚えています。
あれから大人になるまでは
紫のぞうを大事にしていました。


今日はふと、紫のぞうのことを
思い出していました。

あのお姉さんの言葉が
どれだけ私の人生を豊かにしてくれたことでしょう!

思い込みによるルーティングではなく、
新しい発見をする楽しさ
経験の延長をその都度おいて
その都度始めてみる楽しさ

ほんの少しだけ
発想を変えるだけで
新しい可能性が
どれだけ拡がることでしょう!


その喜びを
人生で初めて教えてくれたひと

いまさらながら
感謝の気持ちが溢れました。




大人になって

「あなたはきっとこうなんでしょう」
というのが言葉になくても
滲み出ているひとと
お話ししたら

少しだけ窮屈に感じることも
あるかもしれません。



でも私も知らず知らずに
当たり前さや習慣や
ルールをたくさん作ってるかもしれません。


この組み合わせおもしろいでしょ!


あのお姉さんのように
言えるようになりたいです☆

予想外想定外も
新鮮!!って

思えるような私になりたいです。



今はどこかにしまわれている

紫のぞう.....。