あれから28年です。


阪神淡路大震災で被災して28年過ぎました。

それでも私の中ではものすごく昔のことのように

感じるんです。


去年の私は震災のこの日をいろんな気持ちを

抱えて迎えました。



この28年の間に社会人になり。

災害PTSDがキツくなって実家に帰り。

一人で生きていく気持ちをかためて仕事に

邁進し(発作があるので結婚は考えられなかった)。

主人と出会い結婚し。

出向を命じられ茨城へ。

そしてコロナ禍で関東に引っ越し。

愛媛への復帰を命じられ。

茨城で受けた人間ドックの結果の精密検査で

癌が見つかり。

初めての手術。


去年だけでも生きることってなんだろうと

何度思ったかわかりません。


何回泣いたでしょうか?


そしてどこか真剣に生きていなかった

自分を反省して、やりたいことをやろう、

と考え方をガラッと変えさせる出来事に

なりました。

やりたいことをやれているかは

疑問ではありますが(笑)

それでも今までとは違う生活になっていると

私は感じて日々を過ごしています。


後悔したくない。

せっかく28年前に助かったのに。


 

私の癌は直腸に出来ていて。

直腸癌ということになります。

ステージは1でしたが非常に再発率が高い

がんなんです。このブログで検索するだけでも

たくさんの方々が闘病中です。

今現在は痛みもなく、キツーイ便秘だけで

ホントに手術したのか忘れそうですが

お腹の6つの傷が去年の出来事は

夢ではなかったと私に教えてくれます。


後悔しない生き方、と言っても。

きっと思うと思う。欲深いから、私は(笑)。

けど明日があると思った6,434人のことを

忘れてはいけない、と。


当時見た風景にもようやく色がなくなりつつある

私の記憶。

けれどまだまだ鮮明なものもあったりします。

これから死ぬまで多分忘れないだろうし

忘れてはいけないし忘れたいものだと

思うけど。

思い切り生ききったな、と思えるように

命の限りやりたいことをやっていきたいと

思います。