こんにちは。

 

 

 

ききです。

 

 

 

お久しぶりになってしまいました。

 

前記事に書いたとおり、

 

 

夫の「お見舞い」のために

生演奏をしてくれるピアニストが来てくれることになり、

準備に追われ、目まぐるしく当日を迎え、

ようやく落ち着いたので書こうと思います。

 

 

 

当初15人程度のお客様を考えていましたが、

座席のセッティングから18人定員になり、

すぐに予約で満席になり、

まだ希望者がいらしたのでお席を増やし、

最終的には21人のお客様を迎えました。

 

テーブルに着席するスタイルでなく、

コンサート会場式に椅子だけを並べれば、

倍の40人は入れますが、

コンセプトはあくまで

「飲んだり食べたりしながら音楽を楽しむ」サロン、

ということで、この形にしました。

(椅子もそんなに用意できません・笑)

 

 

 

この先、この家に一人になった時に、

白いピアノが鎮座するこの空間を生かし、

継続的にライブが開けるシステムを作ろうと、

今回限りではない準備をしました。

 

 

まずは名前。

 

夫は自分の名前を冠した個人事務所を持っています。

 

そこに4年前、「コンサート事業部」というのを作り、

私が事業部長に就任しました。

 

事業内容はコンサートのプロデュースと

コンサート開催のための一切のフォローアップ。

 

しかし。

 

コロナの直撃。

 

音楽業界は一時期めちゃくちゃなことになりました。

 

いつか、この禍々しい世界が晴れた時のために、

と、

心折れながら細々と続けてきましたが、

そんな中、夫が倒れ、末期の病が見つかり、

「コンサート事業部」は名ばかりに。

 

今も続けているのは、

家内手工業的にデスクワークで出来る、

フライヤーやチケット、プログラムのデザイン、

作曲、編曲などのみ。

 

でも本当にやりたいことは、

コンサートのプロデュース。

 

それも、夢は、

大きなコンサートホールで音楽祭を開くこと。

 

 

 

7月に友人の音楽家夫婦が、

「旦那さんに生演奏を!」と来てくれて、

我が家が急遽ライブ会場になった時、

 

 

遠ざかっていた「夢」のカケラが降ってきました。

 

 

 

カケラ1.我が家でやればいい

 

友人、知人、昔の仲間、

誘えば来て演奏してくれる音楽家が一杯います。

 

遊びがてら来てもらって、

ラフに演奏してもらって、

それを聴くためのお客様を集めて、

「会費制パーティー」の体裁で。

 

カケラ2.コンサートの足掛かりを作る

 

前回のライブが急だったので、

集客は私たち夫婦含め7人でした。

 

演奏が素晴らしく、7人では勿体なさすぎて、

ちゃんとした会場でコンサートを!との

声がありました。

 

来てくれた音楽家夫婦も、

是非やりたいと言ってくれました。

 

我が家でやってみて、

集客できて、プログラムが組めて、

本人にやる気があれば、

コンサート会場でのプロデュースに繋がります。

 

カケラ3.プロデュースの練習になる

 

お客様として我が家に招くのは不特定多数ではなく、

「友人・知人の範囲」を越えない方々です。

 

自宅に知らない方を入れたくないからです。

 

特に今は、病床の夫がいるので。

 

今後もこの形で開くつもりですが、

顔見知りだけ相手なら、色々試せます。

 

率直な意見、感想も聞けます。

 

小さなライブを重ねながら、

私なりのコンサートプロデュースの形を

作っていきたいと思います。

 

 

 

そして、名前です。

 

「ライブ第2弾」としてアナウンスした通知には、

フツーに名字で「○○ House」としましたが、

 

 

先述の我が社の「コンサート事業部」には

 

オフィス季樹音呼

 

という別名があるのです。

 

「ききねこ」と読みます。

 

このブログのIDでもあるし、

HN「きき」の由来でもあります。

 

10年前、静岡に移住した時の住まいには、

小さな離れがあり、

東京から、その家に引っ越す以前に、

緑豊かな庭の隅に建つその離れに

「季樹音呼庵」という名前を付け、

表札(看板?)まで用意していました。

 

 

 

季節の樹々が音を呼ぶ、です。

 

「オフィス季樹音呼」の立ち上げは、

この離れを仕事場に改装することから始まりました。

 

そんな季樹音呼の原点を忘れないためにも、

この白い家のライブ会場も、

 

音楽さろん 季樹音呼

 

としました。

 

「サロン」にしなかったのは、

名だたる「音楽サロン」がたくさんあるから。

 

特に熱海の起雲閣にある音楽サロンは、

何度も利用しているし、本当に素敵な場所。

 

 

こんなところと同じ名は名乗れないけど、

「サロン」は付けたい、ということで平仮名。

 

オリジナルコースターも作りました。

 

 

が、コースターを作ろう!と思いついたのがお盆中で、

お盆明けに受注ということになり、

肝心の当日には間に合いませんでした。

 

次回以降に使います。

 

 

 

まずはここから、

「さろん」としての準備が始まりました。

 

名前を付けただけで、俄然やる気も高まり、

ワクワクが何十倍にもなりました。

 

しばらくこの「準備期間」記事が続きます。

 

お付き合いいただければ嬉しいです。

 

 

 

長々とお読みいただき、ありがとうございました。