永久凍土のブログにようこそおいでくださいました。

 

今回は、羽生選手もスケートもありません。

 

靴下沼のことを書こうと思います。

 

 

 

気仙沼出身で、東京で会社員をしながら

リモートワークを機に、仙台で毛糸屋を開いたという

itoshigotoさんのことを朝のニュース番組で知りました。

 

彼女のインスタグラムやYouTubeを見ているうちに

長いあいだご無沙汰していた編み物の世界がすっかり様変わりしていることにビックリ!

 

 

母が遺した編み針や余り毛糸をすっかり処分した後でした。

亡くなった父が着ていた母の手編みのセーター、カーディガン等も全部捨てたところです。

 

写真に残すことなど思い付きもしませんでした。

 

編むことって、やっぱり、いいなあ~

と寂しさを感じながら思っていたとき、

 

一番近くにあった手芸店が閉店するという知らせが。

 

その閉店セールにふらりと入って、目にとまったのは

トルコのモヘヤ糸「ウィスターケイリー」でした。

色番は207と201

色に釣られて買ったのは良いけど何を編もうか

 

1~2玉で編めるものといえば、靴下かな?

編み物雑誌2020冬号の「ソックス沼に沈みたい」というタイトルが目に入って、心が決まりました。

 

靴下は初めてです。

「靴下編み 初心者」で検索すると、動画がたくさんアップされていました。

 

履き口のゴム編みなら、セーターやベストを編んだ時に経験済みなので、つま先から編むものを選択

 

針は、母の遺品にあった「輪針」を使ってみることにしました。

 

筒状に編めば良いというわけではなく、

足の形状に合わせて立体的にする、靴下独特の編み方があるんですね。

 

輪針を引っ張った途端に、するりと目から抜けてしまう失敗を何度も繰り返しながら

 

試し編み無し、ゲージも取らずに、いきなり指定の目数と段数で編んだら、クリスマスプレゼントを入れるようなサイズになってしまいました。

 

モヘヤに苦戦しながら全部解いて、適当な目数で編み直すと、ふわふわの暖かくて不細工でカワイイ、レインボーカラーの靴下ができました。

 

その靴下は、職場の先輩だった女性にもらわれて行き、画像は残っていません。

 

色違いの糸で2作目を編みながら、

手順の復習です。

糸の撚りは甘いし、太さは不規則、編みにくくて、解くにも大変、

初心者向けの毛糸では無かった…

次は違う毛糸でなくちゃ、と思ったのでした。

 

ブっサイクで、いとしい…初代の靴下の2作目 


あまりに靴下向きでは無い糸に疲れ

「ソックヤーン」なる靴下専用糸を買う決心をします。

大型スーパーマーケットの手芸コーナーでたくさん並べられていたのが、ドイツのTUTTO社のOPAL毛糸でした。

 

フンデルトヴァッサーシリーズ

オーストリア出身のデザイナーフンデルトヴァッサーの絵画作品をモチーフした色合いの糸

 

色に惹かれてこれで3作目を編みました。

編み方はAmi-Chiku labo さんの「棒針編み★履き口から編む靴下【前編】【後編】」にお世話になることにしました。

左右でサイズが違ってしまっています(^_^;)

 

YouTube巡りをしていると、熱いファンがたくさんいらっしゃることが伝わってくるのが、OPAL毛糸です。

 

日本でOPAL毛糸を輸入販売するばかりではなく、気仙沼市に移住して、地元の生業づくりに力を入れていらっしゃる、代表の梅村マルティナさんのお人柄に惹かれます。

 

ウェブショップから、送料が無料になるように4玉を購入しました。

糸は「Opal4001 ベストオブ オパール2021 カニ」

編み方はフンデルトヴァッサーと同じですが、つま先だけ編み物本で見た「スパイラル・トウ」にしました。

履き口の部分がだいたい同じだったので、柄合わせっぽくなるかな?と期待しましたが、かかとのところで全く違ってしまいました。

 

5作目のOpal KFS123 マイスマイル

編み方の先生は「Knit Socks靴下を編む【つま先の編み方】」のソックニッター、Mayumiさんです。「猪谷さんのまん丸つま先」だそうです。

今度こそ柄合わせを、と思ったのですが、やはりかかとで色がずれました。

 

6作目のOpal KFS188 気仙沼”四季”は鮮やかな色に元気がもらえます。

早くもメリアス編みに飽きてきたので、甲側を二目ゴム編みにしました。初めて柄合わせが成功しました!

 

急に「KFS」の文字が出てきましたが、マルティナさんはOpal毛糸で気仙沼のオリジナルカラーを作っていて、それが「K=気仙沼 F=フリーデン(幸せ) S=ソッケン(靴下)」シリーズです。

 

7作目 Opal 4000 ベスト オブ オパール 2021気仙沼”冬”

「itosakuチャンネル 「【編み物】サイド透かし模様の二色使い靴下」を見て編みました。4目4段の模様ですが、優しい印象の靴下になって、気に入っています。

 

通販で買った糸4種類を使ってしまいました。

 

この頃、気仙沼駅前にあるという、日本でただ1つの直営店へ行くしかないという気持ちになっていました。

 

遠いイメージがあった気仙沼ですが、意を決して行ってみることにしました。

遠すぎると感じたら、途中で戻っても良し、と思いながら…

 

シマウマのオスカーと東野かごめちゃんがお客さんを待っていました。

JR気仙沼駅前にある直営店 KFS気仙沼駅前ショップ

到着できました笑い泣き

 

店内に飾られているセーターや小物たち。

編み物グッズ。

 

全ての毛糸を編み地見本を見ながら選べます。

若い男性の店員さんのおすすめで、ウェブショップからは買えないものを中心に買ってきました。

 

8作目 家族の笑顔シリーズ「となりのおんちゃん」を、林ことみ著「これであなたもSock Knitter」から。シェブロン(山形)パターンをつま先から編みました。

 

9作目 家族の笑顔から「となりのおばちゃん」を前作と同じパターンで、逆に履き口から編み始めてみました。

 

10作目 「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ5434」のシリーズから「タンクタイ橋」。模様編みのパターンをRaverlyから探しました。

マイカ・クラインさんの引き上げ編みのパターンが甲側は5段ごと、かかと側は8段ごとだったので、何度も間違えながら編みました…

 

11作目 5作目に編んだ「Opal KFS123 マイスマイル」にラメが入った「Opal KFS 923 ユアスマイル」を初めての横編みで。

「Knit Socks靴下を編む」のソックニッター、Mayumiさんが動画で「寺井株式会社のサイトからダウンロードできる」と教えてくださっていたので、さっそくプリントアウトして忠実に編みました。

 

12作目 「ヴィンセント ヴァン ゴッホ 5436 ゴーギャンの椅子」

パターンはRaverlyから「Socktober2020」

 

13作目 「Knit Socks靴下を編む」さんの【靴下編み全部撮影】を見ながら左右同時編みをしました。

 

「Opal KFS126 アットホーム」

左右同時編みの良いところは、

数えなくても同じ段数で編めること、

柄合わせをしようと思えば、微妙な調整をしながら編めること、

片方を編み終えて、次の一方がおっくうになってしまわないこと、

でしょうか。

 

 

 

 

続きます…

 

シマウマが増えているーーーー!

 

 

 

 

 

最後まで見てくださり、ありがとうございました。