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羽生結弦選手、全日本フィギュアスケート優勝、おめでとうございます
フリーの途中からは、祈ることも案じることもなく、ただただ見入ってしまい、気づけば涙が溢れていました。
羽生選手の優勝演技とスポーツニュースなどを見て、夜更かしをしてしまいました。
しかし、朝寝坊をしている場合ではありません。
日曜の朝はスケート教室です。
興奮のためか、、4時半なのに5時半ごろかなーと目が覚めてしまい、そのままいそいそと出かける準備をしました。
羽生選手が「土曜日と日曜日の朝は朝練があって…」とおっしゃっていたように、選手たちの朝練が終わると、
「どうぞお入りくださーい」と言われ、
サンデージュニアとサンデーシニアの生徒がリンクサイドに入ります。
長椅子の端と端のソーシャルディスタンスで靴を履きながら、
「フリー、凄かったね」
「ずっと1人で、よく練習してきたよね」と小声で話します。
「先週の氷は、4T-3Tの穴だったのね」
「ショートもフリーもほぼ同じ辺りだったよね?」
と、アイスリンク仙台ならではのお話(妄想)もしました。
先週、ザンボが丁寧に整氷しても埋めきれない穴が無数にあったのです。
その穴を見て、全日本には出場しないのでは?という考えは「出場する」と確信に変わっていました。
さて、本日の課題は
「体の軸を保ちながらのいろいろな表現」でした。
腕や指先の表情のある動きをしたり、
滑りながら顔の向きや目線を移動する練習をしました。
初めに体の軸を保ちながら滑る練習
①背伸びをした両手を頭の上でつないでフォアのグライド
こうやったまま滑ります ↓
年寄りには手を上げるだけでもキツイものです
②突然、奈々美先生が「全日本見た人~?」とおっしゃいました。
生徒たち:「ハーイ(^o^)/」←満面の笑顔!
先生:「次は、羽生選手のフリーのポーズでやってみましょう」
ええええええーーー。 「天と地と」ですかぁぁ
「うわーあああぁぁぁ。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・」←声にならない心の声
これですよ、これ!! ↑
奈々美先生がいきなりこのポーズで、お手本を滑りました。
このポーズのままグライドをしていきます。
「反対を蹴ったら、手の組みも反対に」と、続けます。
「はい、お願いします」
という奈々美先生の号令で、
全員が「天と地と」ポーズで次々と滑っていきました~
上杉謙信公が大勢~
というより、孫悟空(羽生選手)が毛を抜いて吹くと無数に現れる分身みたいなニセモノ?(笑)
でも、ただただ、壮観~
結弦さんにお見せしたかったです(笑)
↑ これを教室でやったのですか?
そうなんです。
お茶目な奈々美先生…
と、そのときは思ったのですが
後から冷静に考えて、先生のお気持ちを想像すると
どんなに嬉しかったことか
どんなに愛おしく思ったことか
ニースで何度も涙をぬぐっていた先生。
「天と地と」の微細から全体まで、全てをご覧になって
優勝を見届けられて、
先生だけの特別な思いが胸にあふれたに違いありません。
そんな思いを、わたしたちと分かち合おうと思って、教室に、と考えてくださったのですよね。
一緒に喜び、カタチにしようとしてくださったのですね。
「優勝した次の日、みんなで『天と地と』のポーズで滑ったよ。
アイリンの教室のみんなでお祝いしたのよ」
なあんて、結弦くんに伝えるのかも…
それに…
もしもリンクに1人でいたら、やりたくても、恥ずかしくて、こんなポーズではできませんよね。
やらせてくださって、ありがとうございます
羽生選手の演技も、今日の練習も、一生忘れられません。
ときどきは練習を見ていたのかな?←根拠ありません
練習の最終段階では、演技会の観客としてリンクサイドで見たのかも←ただの妄想ですし、尋ねません
ここからは手を「優雅に」動かしながら、顔や目線を上に向ける練習
③フォアクロス~両足揃えて、手は胸で自分をハグ+顔は上向き
今度はバックで
④グライド+足を揃えて顔は上向き、壁や天井を見る
⑤クロスで片手を後方に伸ばして手先を見る
「選手のように、指の先までのばして。腕だけでは見る人に伝わらない」と先生の優しくも厳しい声が。
⑥最後はバッククロスの反時計~時計回り~フォアクロス~ポーズ
平昌オリンピックの後、浮ついた気持ちで滑って骨折したので、今日のような日は危険日です。
先生の「上達してほしい、上を目指してほしい」という願いを強く感じた日でした。
試合のあった次の教室では、そんなことをよく感じます。
練習、楽しく、頑張ります。
つづく