DAY1 
 
20人ぐらいの小さい子たちに混じって滑ると聞いたけれど
すぐに自分の勘違いに気づく…
周りは、み~んなみんな上手に滑っているではありませんか!
体験する子どもたちが20人いるのではなく、
練習が進んでいる子ども達に混じってワタクシだけが「体験」だったのです。
 
スケート靴に履き替えて
言われた辺りに立っていると、
リンクから先生が笑顔でこちらを見ています。
「体験ね!」
「こっちに来てー。」
え、いきなりリンクの真ん中に行くんですか?!
 
「やったことは? 昔? 昔ね!」
よろしくお願いします…
「はい、立ち方は、こう、つま先を開いて」
「膝は軽く曲げる」
「手は前に」
「小さく、真上に足踏みトントントン、ス~」
結弦先生も神奈川で教えていた「トントントン、ス~」ですね!
同じです!!
当たり前なんですが、違っていたら困るんですが、同じです!
おおおおお、ちゃんと進む♪
おおおおお、進める進める♪
魔法の呪文かトントンス~~トントンス~歓喜
 
「肩の力は抜いて」
「前を見る」
「下は氷しかないから」wwww
先生は子ども達を指導しながら同時に改善点を見つけてはアドバイスをくれます。
リンクの3分の2は一般滑走で
コーンで仕切られたエリアがキッズ専用になっていました。
そのキッズクラスも2つあって、
上手な方の子たちは腕の動きを付けて滑っていました。
いいなあ~自然に滑っていてステキだわあ~
 
 
「次は、ヒョウタンしてね」
「両膝を曲げて、グイ~んと両踵を押す」
「押したら、戻す」
「戻したら、また、グイ~んと繰り返す」
先生、押せません、進めません、止まっちゃいます…
「普通に滑ってから何度かやってみて。だんだんと慣れてくるから」
 
 
「次は片足」
「ス~ッと滑ったら、ピタ!と片足を上げて靴同士をくっつけるよー」
「ス~ッ、ピタ!」
ナルホド、こうやって片足に乗ることを教えるんですね。
 
「今度は後ろ」
「足はハの字」
「片足ずつに体重移動」
「片足ずつ、こうやって押す」
先生がお手本を見せてくれます。
後ろに歩いたこともないのに後ろ向きに滑るって…
内股でハの字の足にするなんて、日常には無くて…
後ろに首を回すってやってない…それでも後ろに滑るって
 
結局、この日一番高いハードルは後ろ滑走でありました。
バックスケーティングには全くなりませんでした…残念
 
最後は「トントン、前へ~~~、しゃがむ!」
で、1時間があっと言う間に終わりました。
 
一言で言うと、面白かった!
先生は温かくって、さすが教えるプロ、
すっごく気持ちよく練習させてくださいました。
壁の羽生くんを見上げる余裕は無かったけど
それ以上に充実してた!
 
羽生結弦さんのギャラリーはそれはもうシアワセになれる空間。
ですが、一歩踏み出したドアの向こうには
こんなにも楽しい世界があったのねーっていう感じでした。
 
 
つづく