中庭がきれいになり、足場も作りやすくなったので、
いよいよ工事は屋根に移ります。
まずは、離れから。
離れの屋根の瓦がめくられ、その下の板もめくられています。
ここの瓦も、損傷が激しく、新しいものに変わる予定ですが、
まだ使える若狭瓦は、大変貴重なので、残しておいて、主屋の屋根に使う予定です。
「若狭瓦」は江戸時代の小浜城築城の際に、御用瓦として製造されたという歴史を持ちます。
粘土が上質のため、割れが少なく、艶も良いと言われています。
近年、職人さんの不足から作られていない状況が続いていますが、地域では復活させようという動きも出てきています。
きひろでも、残った若狭瓦を有効活用して、後世に受け継いでいきたいと思います！