旅のお目当て その4
金沢大学
角間キャンパス
到着
嘘でない証拠は、
↑
これですよ
(オマージュのつもり🙏)
.
大学会館
UNIVERSITY HALL
郵便局
POST OFFICE
附属図書館
UNIVERSITY LIBRARY
KANAZAWA
UNIVERSITY
MUSEUM
京都大学
総合博物館
語学
Language
文学
Literature
バイリンガル教育
と第二言語習得
チョムスキーと現代哲学
第二言語学習と個別性
青い季節は
過ぎ去ったはずだろう
って笑う
悪戯な夜の風
日に灼けた、意外に野太そうな容貌と体格の井手秀之は、雲ひとつない空を見あげてから、
「松坂さんですね」
と言った。熊吾は、はて、どうして自分の名を知っているのだろうと思いながら、すだれのようなもので三つに区分けされている池を背にして立ち、
「わしは松坂熊吾と言います。十四年前、谷川麻衣子の父親代わりになってくれと頼まれた男です」
「さっき、麻衣子さんから聞きました」
と井手は言い、ここは暑いので、どこか木陰に行きましょうと先に立って歩き出した。そして、歩きながら、
「麻衣子さんは、ほんの五分ほど前に帰りました。きょう、松坂さんと一緒に食事をしてくれないかって言いに来たんです」
と屈託のない口調で言った。
「大学っちゅうところは、ええところですな。のんびりしちょって、自由で。しかしどこかに学問の匂いがちゃんとある」
熊吾は、自分とあまり身長の変わらない、どこから見ても色男とは言いかねる井手秀之の、育ちのよさそうな柔和な目を観察しながら、そう言った。まだ小僧のくせをして二股をかけやがってという気持は、どこかに消えてしまっていた。
宮本輝
地の星
流転の海第二部
P155、P156
新潮社
ISBN978-4-10-332508-6
C0093 ¥2100E
学 小
成 年
り 老
難 い
し 易
○ く
つづく
たぶん。