はっとして顔をあげた主人公の
目の前に現れたのは、

ノックもせず
目の前に現れたのは、













































































今秋
10月10日(日)
兵庫が世界に誇る港町KOBE
にて受験した



とある試験の
試験結果が封入された封筒を
手にしたサンタクロースの格好をした
郵便配達のおじいさんだったのだな。



白髭のおじいさんは言った。



『試験ギリギリ直前まで
 よく勉強をガンバったね』



『さぁ、開封して
 試験結果を確認しなさい』






青年(正確には44の中年)
突然の来訪者に驚きながらも
早く試験結果を確認したくて


ドキドキしながら
その封筒を受け取ったのだな。


年季の入ったソファに
腰をうずめ、

青年(正確には44の中年)
はさみで丁寧に丁寧に
封を切ったのだな。



試験結果に目をやり
青年(正確には44の中年)
顔をあげたのだな。



振り返って
サンタクロースの格好をした
郵便配達のおじいさんの姿を探したのだな。










すでに
サンタクロースの格好をした
郵便配達のおじいさんは
次の配達先に向かっており、



青年(正確には44の中年)
いくら、
いくら、
探しても
その姿を見つけることはできなかったのだな。



青年(正確には44の中年)
声に出して
言った。



『メリー・クリスマス真顔。おじいさん』

『来年、またガンバルから
 来年こそ"合格"を知らせる封筒を
 配達してください』







青年(正確には44の中年)
心地のよい疲労感に包まれて、

bedに身を預け
掛け布団を首元まで引き寄せ、
ヒズフォンのアラームを
5:00にsetし
眠りに就いたのだな。