先日仕事場の近くの芝生に
鳩がたくさんいました
いつもは散歩の犬や
子供たちでにぎわっているのですが
その日は芝生の作業をしていたようで
遊んでいる人たちはいなかったので
鳩たちが作業していない所で
くつろいでいました
人が作った公園でも
人間だけのものではないんですね



 

最近、色々なニュースを聞くにつけ
心が痛くなることが多いです

虐待
家族殺し
通り魔
etc...

そんなことばかりに目を向けていると
心が少し暗くなります

でも、一方で
命がけで人を救おうとした人の話や
親切な人の話も耳にします

「最近人情味がない」
  と言う人もいるけれど

「そんなことない
世の中捨てたもんじゃないよね」
と思ったりもします

確かに
人とのかかわりが苦手な人も増えたけど
かかわり方が上手じゃないだけで
決して冷たいわけじゃない・・・

カウンセリングで
いろんな人の本音を聞いていると

みんなそれぞれ一生懸命考えて
生きているんです
優しすぎる人もたくさんいます

表現方法が苦手なだけで・・・


カウンセリングというのは
日本では少し遅れていると言いますが

でも、日本にはもともと
素晴らしい言葉
「お疲れ様」
「ご苦労様」
「おかげ様で」
などと言う
相手を気遣う素敵な言葉があります

それって癒し効果もあるんですよね

思いやりの心・・・

それが人間の素晴らしさでもあります


以前中国人のクライアントさんが
言いました

ご主人とのことで(ご主人は日本人)
とてもつらい経験をして
初めて自分を振り返った

日本人のことが知りたくて
歴史を勉強した

それで初めて日本人のことが理解できて
日本人のことが好きになった

私は自分のことばかり主張してきた
「何故わかってくれないの?」
「何故こうしてくれないの?」と・・・

ご主人のやったことは
誰が聞いても悪いことでした

でも、そこに追いつめたのは
自分だという事を
その中国人の女性は反省したのでした

その方は、こうも言いました
「とてもつらい経験をしたけれど
そのことがあったからこそ
自分は成長できた
日本人は『感謝』という言葉をよく使うけど
私もその辛い経験に感謝している」と・・・

相手を一方的に責めるのではなく
自分のことを見つめられた
その中国人の女性こそ
素晴らしいと思ってしまいました



奥ゆかしさや協調性
日本には良いところも
たくさんありますよね

ただ
本音を言葉でいちいち
言い表さないので
外国から来た方は戸惑ってしまいます

「社交辞令」で遊びに来いと言われて
本気にして遊びに行ったら
嫌われたという話も聞いたことがあります

お互いの環境を理解して付き合えたら
人間関係はもっともっと
  良くなるのかも知れません

一長一短ではありますが
空気を読むという事は
協調性や思いやり
素晴らしいこともあります

でも
言わないと分からないことも
   多いのが現実です

最近の子供は
昔の子供と違い
遊びから人間関係を学ぶ機会が
減っています

ですから
『空気を読む』
という事が苦手な人が増えているので
お子さんや若い方と付き合うときは
注意してくださいね

不言実行が美徳の時代は
少し変わってきたかもしれません

今日はとりとめのない話をしてしまいました

次回は心理の話をします





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