子育て中のお母様方からよく相談されるのは、子供の友達のことと、それに伴って起こる親のトラブルです
たいていは「あの子と遊んで欲しくない」とか こども同士のトラブルに親が入り問題を大きくすることが原因です
幼稚園までは親がらみでこどもを遊ばせることが多いので親も大変ですが、小学校に入ると、こどもだけで約束して遊ぶことも増えるので、その頃から親も少しずつこども離れの準備をしましょう
そしてたとえこどもが遊んで欲しくないと思う子と遊んでいても、口を挟まずなるべく我慢して見守ってください
友達の悪口、先生の悪口、親の価値観を植えつけず、自分で考え行動できるようにしてください
こどもは案外うまくやれます
親が口出ししなければ、たとえけんかしても、いつの間にか仲直りできるものです
もちろん、相談されたら「ママはこう思う」「パパはこうしたよ」とアドバイスは大丈夫
いつまでも親が元気でこどもを守ることはできないので
私たちが、何かあったときに支えてあげられる子供のときにこそ、自分で考え、失敗をさせ、人間関係を築き上げる練習が必要なのです
社会に出たら自分の好きな人とだけ付き合うことはできません
いろんな人間とかかわりを持って生活していけるよう、見守り、励ましてあげてください
最近は、何でも子供に指示し、先回りしてこどもの成長を邪魔してしまう親が増えています
その結果、社会に出て初めて一人でぶつかる問題に対応できず、社会に適応できない大人に成長してしまうのです
・・・・そうは言っても、目の前にいる子供にいろいろ教えたくなるのが親心・・・
どうしても口出ししそうになるときは、「今は成長の途中、いずれは分かる、乗り越える」と心の中でつぶやいて
こどもの成長と共に、親もまた忍耐し、成長していくのです