依存とひとことで言ってもいろいろあります



ある刺激を繰り返し求め、自分ではその欲求をコントロ-ルできず、刺激なしではいられない状況を「依存」といいます


酒やタバコ、薬物などの物質に対してばかりではなく、買い物やギャンブルなどの「プロセス依存」や家族間などの人間関係に依存する「共依存」も多く見られます


アルコ-ル依存などの依存症を発している人の家庭には、共依存関係が潜んでいることが多いとも言われます


共依存とは、夫婦、親子、恋人などの人間関係に依存し、他人を自分の存在証明にするような依存のことです


アルコ-ル依存の夫がDⅤを併発することも多く、妻を自分の思い通りにしたいという気持ちの一方、妻に面倒を見てもらいたいという気持ちも強いのです


妻の方も表面的には被害者に見えますが、「この人は私がいなければ駄目」と思い込み、尋常でない暴力にも耐え、夫の暴力を助長している場合もあります


依存症の治療に大切なことは、自分が病気であることの自覚


このような夫婦の場合は、夫婦共に治療しなければ状況をなかなか改善できません




買い物やギャンブルなどの「プロセス依存」は一定期の周期で刺激を味わう快感が症状を悪化させます。


この治療には、刺激を絶つ他、思いっきり刺激に浸らせるなど、刺激のリズムを崩す方法を用いることが多いといわれます






*余談ですが、知り合いでDⅤ被害女性の相談をしている方がいますが、被害者の女性の多くは「殴られる自分が悪い」と思い込んでいる場合が多いそうです


「あなたは悪くない」と言うことを理解してもらう事から相談が始まるそうです


もし、このことで悩んでいる方がいたら一人で悩まずに相談して欲しい。。。

助けたいと思っている人は必ずいます