タカ:誕生日??そうなんだ
   おめでとう


奈美:その気持ちこもってないおめでとうは笑
   タカは一人??


 周りを見ても誰もいない


タカ:いや、待ち合わせ!ここ混ざっていい??


 ってもうみゆの隣に座ってる



奈美:誰が来るの??サトシ??


タカ:友達だよ


奈美:私たち、知らない人??


タカ:どうかな??あ、お前
   スマホ見せて?


 私に手を向けてる


奈美:は?なんで??

タカ:いいから、見せろって
   待ち受け、アイドルの写真じゃなかった??


奈美:なんで知ってるの!?


みゆ:あはははは、そうだよ、玉ちゃんの写真だよ!


タカ:玉ちゃんって、キスマイ??


みゆ:タカ知ってるんだ?


タカ:知ってるよ笑


奈美:絶対に見せないから!


タカ:玉森ならいっか!


奈美:玉森なら??なにそれ、見てよ!
   この写真、私のイチオシなんだから!


 見なくていいと言われれば見せたくなる



タカ:はいはい、かっこいいねー


 むっ!


 バカにしてるな?


 この魅力にきづかないとはなんたる無礼


奈美:はいは一回でいいの!



みゆ:奈美の小さな幸せだからねー
   その写真


奈美:そうなんだよ、いやなことあったってこれ見たら
   元気になれるん…


?:へぇー笑




 へぇー?


 誰??


 振り返ると、帽子をかぶってマスクをしてる男の人


みゆ:え!?


タカ:あ、来た笑


 帽子をとり、マスクを外して
 
 ニコっと笑うのを


 ただただ固まってみてる私


 両手を口に当てたまま、声も出ない


 時が止まるって、こういうことだったんだ



タカ:会社の同期、一緒でもいい??


?:いいよ、お邪魔します!


 私の隣に座ろうとしてるのは


 キスマイのみっくんだ