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NGT48 中井りか、新番組『白昼夢』MCに大抜擢 『真夜中』指原莉乃の後継者となるか?
2017.10.08

 指原莉乃(HKT48 / STU48)とリリー・フランキーによるバラエティ番組『真夜中』(フジテレビ)が9月17日に終了。その放送枠(日曜深夜25時25分〜25時55分)で10月15日より中井りか(NGT48)といとうせいこうによる新番組『白昼夢』がスタートする。

 全21回に渡り放送された『真夜中』は、指原がリリーのナビゲートによって未だ見ぬ、未だ知らぬ深夜世界への扉を開くという番組。銀座の高級バー、新宿2丁目のゲイバー、渋谷のクラブ、鶯谷のスナックなど、指原が経験したことのない世界をリリーとともに開拓していった。ゲストには、ミッツ・マングローブや長谷川博己、吉田豪、音楽界からはピエール瀧(電気グルーヴ)、増子直純(怒髪天)、向井秀徳(ZAZEN BOYS)、ハナレグミなどバラエティ番組ではあまり見ることのないミュージシャンたちも出演。最終回のラストには、リリーに番組の“メインパーソナリティー”とまで言わしめた杉作J太郎が駆けつけ、指原と息のあったトークを展開した。

 以前、指原が『あさイチ』(NHK総合)のコーナー「プレミアムトーク」に出演していた際、年上の大人との会話をする際は、「敬語とタメ口を使い分ける」と話していたのが印象的であった。その会話術は、初めて会う大人ばかりの『真夜中』の中で存分に発揮されており、引き締まった夜の空気の中にユーモアを加えていた。

 新番組でMCに抜擢された中井は、NGT48の1stシングル『青春時計』でセンターを務めた人物。選抜総選挙で公約に掲げた「SHOWROOM24時間配信」では、眠気や配信トラブルなどに見舞われながらも、メンバーやスタッフの助けもあり、最後は呼びかけた場所で待つ多くのファンからエールを受け大団円を迎えた。筆者もこの配信を可能な限り観ていたのだが、彼女の魅力は自身の思いを包み隠さず伝えるところにあると感じる。それは時に諸刃の剣にもなり得るが、中井の毒っ気と頑張り屋な部分が特有の中毒性を生み出している。先日、中井が参加したDVDお渡し会がSHOWROOMで配信されていた。タメ口混じりのフレンドリーさ、飴と鞭のタイミング、スッと相手の懐に入るトークからは、“新潟の釣り師”の異名を持つ理由が垣間見えた。

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 中井は指原に憧れを抱いていることからも、『白昼夢』への出演は光栄なことだろう。深夜枠とはいえ、地上波でいきなりのレギュラー番組を持つことは、大抜擢である。番組のゲストに決定しているのは蛭子能収、根本敬といった漫画界のディープな面々。タイトルの通り、舞台を日中に移し、いとうと共に中井にとっての“大人修行の旅”に出る。カルチャー界の大御所、政治関係者、世界的学者、研究者、事件の当事者など文化的、社会的に濃厚な大人ゲストたちは、20歳になったばかりの中井に様々な刺激を与えていくはずだ。

 ある種、“指原の後継者”として選ばれたとも言える中井。持ち前のトーク力で、深く濃いゲストたちとどのように向き合っていくのか。知名度においても、彼女自身においても、“中井りか”が大化けする可能性を持つ、今回の『白昼夢』は見物である。

(写真=(C)フジテレビ)

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter  

Real Sound より引用・転載: http://realsound.jp/2017/10/post-116506.html




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