ある日

旦那が見た夢。

 

これは 城か?

見たことのない大広間に現れた

人懐っこい笑顔の小柄な一人の男。

 

 

どこかであった気はするのだけれど・・・

 

そう考えていたら

 

とても丁寧にお辞儀をして

『どうぞこちらへ・・・』

 

と案内された。

 

 

大広間の襖を開けると

さらに奥に部屋があって

 

さらに襖を開けたところに

茶室のにじり口の様な

隠し扉の狭い入口が現れた。

 

『どうぞ お入りください』

 

そう言われたので

 

その狭い入り口を『よいしょ』と入ってみると

 

 

 小さな半畳ほどの部屋一杯に

飾られた 神棚があり

男の顔ほどもある大きな神鏡と

 

その前に 黒い龍と白い龍の置物があった

 

 

さらに男は言った

 

『ここへ誰かを通すのは あなたが初めてです』

 

 

目が覚めた伴侶が言った

 

『 おかしな夢を見た。 あれは秀吉だった 』