第二次世界大戦でのアラスカ半島付近で日本がアメリカ領の島を占領していた話。

終戦末期は南方戦線の話しか知らず、なんの話かと興味を持って読んでみたが、スゴイ話だった。

戦争中、アメリカは日本人は人命を軽んじて容易に玉砕という道を選ぶ国民性だと思っていたが、それがとんでもない間違いであることを知らしめる作戦が決行された。

その北方戦線での人命救出作戦が描かれている。

海軍兵、陸軍兵、通信兵、郵便局員、新聞記者など各々には独立した人生があり、決して人命を軽んじる国民性ではないことを、アメリカ軍の翻訳兵が知ることとなる。

これが、実話を基にした話しと聞いて感動した。

それにしても、戦争とは本当に無益で悲しい歴史だと感じた。