少し前に読んだハゲタカの続篇。

外資系ファンド ホライゾン・キャピタルを率いる鷲津政彦を中心に企業買収の世界を描いた物語。

前作から海外を放浪していた鷲津政彦が後継者が謎の死を遂げたところから物語が始まる。

前作品同様に我々サラリーマンには想像もつかない金額が行き来しながら戦うマネーゲーム。

今回は名門企業と新進気鋭の企業に加えて国家の意思が働き、どちらが勝つのかわからない進行が続く。

本当にこんな世界があるような気もしてくるし、現実にあったら怖いと思いながら読了しました。

まだ続編があるようなので、今度読んでみたいと思います。
以下、文庫本解説
鷲津が鈴紡の次に狙いを定めたのは巨大電機メーカー・曙電機だった。長びく迷走から抜け出せない曙電機は、再生への切り札として芝野を迎え入れる。再び相まみえる宿敵。さらにアメリカの巨大な軍事ファンドも買収に参入し、事態は混沌としていく。「会社は誰のものか」。壮絶な企業買収劇を圧倒的なスケールで描く。