発明主婦、としての信念があります。
それは、「人間が、考えなくなってしまうもの。」は作らない、ということです。
人類は進化していくものだけど、考える力だけは衰えてはいけない、
と思います。今は、いろんな便利なものがあるけれど。
商品化できればなんでもOK、売れたらなんでもOK、ではいやなのです。
という私も、もちろん最初は
「とにかく商品化!」「とにかく、便利!」
みたいなのを目指していたんですよ。
しかし、「とあるアイデア」がきっかけで、考え方が変わりました。
それは、長女が幼いころ、ふと見るとチラシを食べていまして、
次の日にウ●チから出てきたんですね。
まあ、ここまではよくある話。
そのとき私は、こう考えました。
「そうだ、野菜などを使って、食べられる紙、を作ればいいかも!」
と。
その話を聞いた人に、何気にこういわれました。
「それは、『紙を食べていいんだ!』と思う子供を作らないのかな?」
あぁ!!
そうだ、発明は人類を進化させるもの・・・
しかし、それは進化につながらない、と。
いや、もしかしたら、何十年もあとは、食事としての「紙」
が発明されているでしょう。
だって、昔はなかったゼリーがあるのですから。
でも、それは「紙」として認識されているのではなく、
「食事」でしかありません。
つまり、そんなすごいものが出来ても、
「紙」は「紙」でしかないし、
「紙の形の食事」は「紙の形の食事」なのですから。
そんなこといっても、
そのときには常識は大きく変わっているだろうから、
こんなこと言ってる私なんて、
そのときは時代遅れってことなんでしょうけど、
いやなものはいや、なのです。
「商品化」だけを目指すと、
こういう信念からはずれてしまっていること、
実は本当に多々あります。
が、やっぱり振り返って、
ときに初心に戻りたい、って思います。
