ピンポーン。




今日の夕方、ピンポンがなった。



「すみません!●●から来ました、八百屋です!

今朝、大田市場で仕入れた新鮮な野菜を、みなさんにご紹介して

買っていただいているのですが、今日は新鮮な桃が

ありまして、一度見ていただけないでしょうか?」




や、



や、



や・・・




八百屋 !?!?!?








新聞の勧誘か、子供の友達か何かと思っていた私の

隙をつかれた・・・。

何より、以前から感想を書いている坂本桂一さんの本に

「学生時代、ちり紙交換をしていたとき、勇気をだして

家を訪問していった。」

という話が相当おもしろくて、その話とピピッとリンクしたのも大きかった。



頭のいい人が儲からない理由 (講談社BIZ)/坂本 桂一
¥1,365
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その声に、なんとなく勢いを感じたのと、

「いやな営業をさせられている感」

がなかったのが、私に響いたのかどうかはわからないけれど・・・

一度見てみたい!と私の好奇心にスイッチが入った!




玄関を開けてみると、桃の箱を持った若いお兄さんがひとり。

・大田市場で仕入れをしている八百屋であること

・今日の朝、この桃を仕入れてきたこと

・こうして、訪問で回っていること

を一生懸命説明したあとに、山梨産の桃が

今なら二つで、735円→525円

だとか。




まあ、値段が安くなるのは、よくあることだとして、

どうしてこんな風に商売しているのか、というところが

相当気になって、私はあれこれ聞きまくった。

(以下、大阪のおばちゃんが登場します。)



「ほんまに山梨の桃なん?産地偽装とかしてない???」



「うちはそういうことしてません!今朝、大田市場で仕入れてきました!」



(まあ、そらそう言うわな・・・)←私の心のつぶやき。



「ほんまにおいしいの?」



「はい!糖度を調べるもので、ちゃんと選別したものもって来てます!

あ、これが証明って言うか・・・お店のこと書いてます!」

(と、小さなメモに紹介文が印刷されたものをくれた。)



「ふーん・・・でも、なんでこんな売り方してるん?」



「そうですよね・・・でもこうして頑張って売っていけば、社長にもなれるんで!」



「そういう仕組みなんや。」



「そうなんです、じゃないとこんな風には頑張れないですし。」



「確かに・・・社長になりたいんやー。」



「はい、頑張りたいです!」



「みんなに怪しがられるやろ?」



「そうですね・・・そういうこともあります。

でも、今日はこのマンションの方は、結構買っていただいて。

最初はこの箱もいっぱいだったんですけど・・・」



箱の中の残りは5パック程度になっていた。




この話の中で、どこまでが本当で、どこからがセールストークか

それはわからないけれど、実際にこうして一軒ずつ訪問して回るなんて

まあ、勇気あるよな、と思ったのと、こんな私のおばちゃんトークに

最後まで笑顔で答え続けた彼。

後ろから娘が、「桃食べたい!」といったことも勢いになり、

1パック買うことにした。食べごろは明日の夜~日曜日だとか。




「ありがとうございます!

あ、来週、テレビに紹介されるんで、ぜひ見てください!」



と彼が口にした番組名は、私が以前、取材を受けて

放送してもらったことがあるイブニングファイブ。

偶然だなあ。