「私のアイディアを見てください。」
というメールをいただくことが多いのです。
人のアイディアをとってまで儲けよう、という気は
さらさらないので、私でコメントできるなら、
お応えしたいのですが、
「でも、取られたらどうしよう。」
という気持ちが、相談者の方にあることは
とてもよく伝わってきます。
「聞いてほしい、でも盗られたくない。」
・・・わからないこともありません!
私はここに関してだけは、常に受身の態勢で
いるのですが、ちょっと感じたことを書いておきます。
そのアイディアは、
「ご意見レベル」なのか、
「知的財産レベル」なのか。
ご意見レベルなら、「盗まれた!」
的なことにはあてはまらないと思ってください。
ここの境界線を言うと、
「具体性があるかどうか。」
です。
例えを出してみると、
「倒れても、こぼれない醤油さし」
というのは、アイディアでもなんでもありません。
ただの願望ですね。
それが、「ここの円形の●●がこの部分から出ていて、
この長さは●センチ程度、●センチを超えたらよくない。
角度は●度・・・」
みたいな具体性が出てきて、それが
新規性、進歩性ともにすぐれていて初めて
知的財産なのです。
でも、たまにここを勘違いされる方がおられます。
確かに、そんなことを言ってしまえば、とても賢い人が
スピーディーに考え、具体化してしまい、商品化されるかも
しれない、という可能性は捨てきれません。
まあ、何を隠そう、私もそういうことを恐れる
一人だったのですが、
今になって思うと、ずうずうしい勘違いですねー。
だって、逆に言えば、そういう、みんなが
「ああ、あったらいいなあ。」
と思っていることは、世の中数万とあるわけです。
だから、別に自分だけが考えているわけでもない、
ということがわかりました。
そのみんなの中から、いかに
「これだ!!」
という具体性を見つけるか、
ここが発明の勝負どころだ、
そう思うようになってからは、
「ご意見」レベルを脱しようと、
具体性のあるものをどう作るか、に燃えているわけです。
最後にもう一度書いておきます。
「ご意見、は盗まれません。誰もが思っていることだから。」
