事業主になったものの、何からどう始めればいいのか、
まったくわかりません。
それでもまあ、まずは自分でいろいろやってみたのです。
育児についての講座をやってみようと、自分で作ったチラシを
近くの小児科とか、耳鼻科とか、いろんなところの先生に頼んで
おいてもらったりして。
(余談ですが、このときの集客率?っていうのでしょうか、
10枚まいて、一人来る、というような驚異的なものでした。
それくらい、育児に悩んでいる人がいるってことだったのかなあ。)
どうして、こんな講座をしようと思ったのか、というと、
私も知らないうちに、子育てがつらくなっていたことがあり、
まあ、離婚ってこともあってか、カウンセリングに通っていたのです。
他人の目が気になって仕方がない自分、
NOといえない自分、
「いい子ちゃん」が抜けなくてつらい自分・・・
もうすぐ30歳だというのに、自分ってのがなんなのかわからなくて。
そんな私が「自分なりの答え」を見つけられたとき、
なんだか、楽になって人生が楽しくなった。
ああ、このある種、「ノウハウ」みたいなものは、もしかしたら
必要とされているかもしれない、と感じたので、
ためしにやってみよう、と。
すると、思った以上に反応が大きくって、びっくりしました。
ただ、これで食べていけるほどに儲かるとも思えない。
だって、私はあくまでも「無名」のただの主婦なわけですから。
そこで始めた「師匠探し」。せっかく始めた個人事業ですから。
TUTAYAでふと目にとまった本・・・
それが投資家の片岡さん(市民バンク代表) の本でした。
「すべては捨てることからはじまる」
タイトルに惹かれて読んでいくと、心に「すとーん」と落ちるのがわかりました。
起業、ということについて、ノウハウではない「生き方」みたいなものを感じて。
本を買うお金なんて、それこそ節約しなくてはいけない生活だったけれど、
思わずレジに並んだのを覚えています。
巻末にある「ご意見はこちらまで」というところに感想メールを送りました。
単に「勇気が出たので、頑張ります」みたいなことだったと思うのですが。
すると、担当の方から連絡が来ました。
「実は、大阪で起業支援施設を作るのですが、●日後に
その会合があるので、いらっしゃいませんか。」
確か、それこそ三日後くらいだったんじゃないかなあ、と思います。
断る理由もない、行くことにしました。
初めてその会合に入った感想は・・・「なんやろう、この人たち」って
感じだったのを覚えています。
なんていうか、こうもっと「勉強会」みたいなのを想像していたのですが、
そこにいるのは、なんだかよく話すおもしろいおじさん。
「おお、君か。人生波乱万丈だってのは。」
私も発言を求められて、ひとしきり何かを話したんだと思います。
すると、
「なかなかよく話すし、おもしろいね。どうだ、ここの手伝いをしてみないか。」
「はあ・・・子供も小さいので、出来ることと出来ないことがありますけど。」
そんな会話から、すべてが始まった気がします。
何から始めていいのか、わからない・・・そんなまもなく、次の日に
「ちょっと来てくれないか。」と。
私の発明について、いろんな話をしました。
少しの収入にはつながっていること。
自分で書類を書いて、実用新案をとったこと、商品化されたこと。
ちなみに、波乱万丈なこと。
「うん、おもしろい。じゃあ、今度作るファンドの融資案件一号は君にしよう!」
「・・・はあ。」
ファンドってなんだ?
案件一号、ってなんだ???
うーん、わからないことだらけ。
これが、私と投資家、片岡さんとの出会いでした。
ここから、私は相当に鍛えてもらうことになります。
続きはまた今度。
