Voices / Gary Peacock

 

最近は横着さが増し、レコードより Amazon Music Unlimited を聴く機会が増えています。

ストリーミングの利点は、何よりも聴きたい音楽を探すのが速いのでついついこれに頼ってしまいます。

しかしこのレコードだけは大型のスピーカーで聴かないと納得できません。

 

Gary Peacock はアルバート・アイラーの諸作で知りました。コントラバスを器楽器のように扱いながらもアイラーと附かず離れず演奏する姿が好きでベーシストのリーダーアルバムでも買いたいと思う人でした。(2020年9月に逝去されました)

 

彼は有名なキース・ジャレットのトリオに参加する以前、日本に2年間滞在しています。

その時にこのアルバムと、もう一枚の傑作 "Eastward"を残しました。

 

冒頭の "Ishi" は印象的なベースソロから始まります。富樫雅彦、佐藤允彦の演奏も素晴らしく、いつも聴くたびに気合が入ってしまいます。

これは30cm以上のウーハーを持ったスピーカーで聴かないと良さがわかりません。できればJBL-4344で聴きたいものです。

よくあるサブウーハーのように低音を機械的に強調した音だとわざとらしく、良さがわからないと思います。

 

オーディオよりもソフトにお金をかけてきましたが、こんなアルバムを聴いていると上級グレードを買いたいと思ってしまいます。