40年以上前ですが、NHK-FMで夜の11時から30分ノンストップでレコードをかける番組がありました。なぜかMONO放送でしたがジャズの偉人たちのレコードがかかり、また30分だと60分のカセットテープの片面に綺麗に収まるのでよく録音していました。
この中で何度も聴いたのがEdmond Hall のコモドアセッションです。
元来スウィング時代の人なのでCharlie Christian との共演などが有名ですが、時代とともに中間派の演奏も多く残しています。このアルバムはTeddy Wilsonとの共演が素晴らしく、特に
Night And Day は大好きな演奏です。
このエアチェックをきっかけに彼を聴くようになりました。
色々聞きましたが、この人は中間派の演奏で本領を発揮していると思います。
その中で一番有名なのが冒頭のPetite Fleur 小さな花でしょう。
曲はザ・ピーナッツでなじみがある演奏ですが、この人の演奏はSwingの色をにじませつつ、独特の雰囲気を醸し出しています。
やっぱり中間派はいいですね。