King Crimson - Larks' Tongues In Aspic

 

King Crimson 「クリムゾン・キングの宮殿」が衝撃的だったので、その後のアルバムは発表当時のロック評論家で理解できない人が多かったと思います。

このアルバムも発表当時、失敗作だと書いている評論家も数人いました。(「レッド」もあまり評価が高くなかったと記憶しています。)おそらくあまりにもJazzに近かったからではないでしょうか。

ちなみにジャズ を聴く人でKing Crimson を聴く人は大変多く、ロックファンとは少し違った接し方をしていると思います。

 

私は当時からジャズ の香りがするロックが好きでしたので、このアルバムもすぐに気に入りました。ベースの John Wetton は最初からすごいと思いましたが、このアルバムではドラムの Bill Bruford とパーカッションの Jamie Muir のプレイには驚愕しました。特に Larks' Tongues In Aspic の Jamie Muir は聴き始めた頃は聴くたびに鳥肌が立ちました。

簡単なリフのようで深みに引き込むプレイは真似できません。

しかしこのアルバムの邦題「太陽と戦慄」を考えた人はすごいですね。意味がありそうでない・・・なかなかできるものでは無いですね。