The ESP Sampler

このレコードを知ったのは、ジャズ批評59号「ジャズレコード蒐集学」のコレクターズアイテム紹介の記事でした。

今では比較的簡単に入手できる盤が多いのですが、当時は見たことも聞いたこともないようなレコードが紹介されており、いつか入手して聴きたいと思う盤ばかりでした。

ESPは老舗のフリージャズレーベルですが、インディーズらしさを最後まで残した会社でした。

このサンプラーはレーベル後期に発売したものですが、なんと42曲のさわりを収録しています。

普通のレコード会社ならわかるのですが、1曲が長時間なのは当たり前のフリージャズをこんな風に紹介して売れると思ったのでしょうか?正直これを聴いてアルバムを買いたいとは思いませんでした。

あと、上の写真はステレオ盤ですが、モノラル盤もあり、ジャケットの色が違います。

ESPはプレスごとにジャケットやレーベルデザイン・カラーレコードの色を変えたりしていたので、この程度の違いは穏やかなんですが。