サントリーホワイトのCM 1974

 

サントリーのコマーシャルは昔から素晴らしいものが多く、特に有名な俳優を使ったものがたくさんありました。

ウイスキーではショーン・コネリー、リー・ヴァン・クリーフ、ピーター・フォーク、大原麗子

BOSSではトミー・リー・ジョーンズ

寿屋時代のアンクルトリスからの伝統が今も継がれているのは素晴らしいですね。

CMだけでなく、大変音のいいサントリーホール、サントリー美術館の運営や自然保護にも力を入れている企業は応援したくなります。

 

数あるCMの名作中、思い出に残るのが Sammy Davis Jr. のホワイトのコマーシャルでした。このレコードは1974年制作のCMを録音したものと、大ヒット The Candy Man などがカップリングされた販促用EPです。

CMは前年の1973年制作の方がインパクトが強く、学校でみんなが真似をしたものです。

 

おそらくアドリブでしょうが、こんな演出ができるのはショーマンとして鍛えた彼だからだと思います。

 

Sammy=ショーマンのイメージが根強いのであまり真剣にレコードは聞きませんでしたが、このレコードだけは別物だと思います。

 

Sammy Davis Jr. Sings Laurindo Almeida Plays rec 1966

Sammy Davis Jr.が Laurindo Almeida のギターでしっとりと歌い上げる名盤です。

最初、知人から勧められたのですが、「サミー。ディビス?」と半信半疑でした。

やはり印象としてはCandy Manが強く、Popsのイメージが強かったからでしたが、聞いたとたんに聞き入ってしまい、すぐに購入しました。

 

Laurindo Almeidaはもっと派手な印象がありましたし、Sammyも同様です。

二人とも音間の空白を巧みに操り、日本人好みの「ため」がいい具合にちりばめられていて聞き入らずにはいられない演出はお見事としか言いようがありません。