先日、日本人のジャズは昔から時代遅れで聞いていなかったと書きましたが

リアルタイムではないものも含めて結構聞いていました。

つらつら思い出すと

 

本田竹廣 This is Honda 他 (ネイティブサンとナベサダ除く)

渡辺香津美のデビューアルバム

阿部薫

佐藤允彦 Palladium

森山威男 ハッシャバイ

日野元彦のリーダー作(流氷など)

日野皓正のTACT時代荒川康男、富樫雅彦とのトリオ

山下洋輔

銀巴里セッション

大西順子のデビューアルバム

上原ひろみ

山中千尋のデビュー当時

 

結構ありました。

(ただし、モンクの猿真似やどうしようもないフレーズばかり吹くテナー等ひどいものの方が多かったのも事実です)

 

山下洋輔トリオから派生した人たちや日野元彦を除くと一番聞いたのが

This is Honda と Palladium

この2作には驚きました。

This is Honda は日本人ジャズが見向きもされなかった頃、ディスクユニオンで床に置かれた餌箱から200円で購入したものです。

発売当時は結構売れたようなのでフュージョンと同じような扱いで売られていました。当然誰も買いませんでした。

曲もスタンダードばかりだし、ジャケットも70年代のむさくるしさあふれる写真でしたし期待せずに聞いたのですが、聞いているうちに引き込まれてしまい、とてもBGMにはできなくなった記憶があります。

何でしょうか。この人のピアノトリオは普通の曲をやっていても一音一音が心に響いてきます。

この時のことを思い出したので、タワーの通販で井野信義、森山威男とのトリオアルバムを買ってしまいました。

Palladium も中古で購入しましたが、1200円程度だったと思います。

荒川康男、富樫雅彦とのトリオでビートルズのミッシェルが入っていたので甘く見ていました。

リアルタイムで聞いたわけではないのですが、おそらく当時聞いても世界で引けを取らないアルバムだったと思います。

この3人も本当に素晴らしく、一部のスキもありません。でも緊張感だけではなく音楽として完成されています。今聞いても素晴らしいですね。

 

と云うことで結構素晴らしいアルバムが多かったことを思い出した次第です。

失礼しました。