現所属の道場にお世話になって、しばらくしたころ、まだ、正式入門する少し前だと記憶してます。当時の師範代が沖縄の道場と縁をいただきました。
SNSで知り合ったみたいで、あれよあれよと繋がることになりました。
そこは実戦派の厳しいと評判の道場で、沖縄ではトップクラスとのことでした。そこの次期館長の師範の方々が我々の道場に指導に来られ、目から鱗というか、『こんな世界もあるんやな』
と、驚愕しました。
そう、現所属の協会の現在会長です。
私は体験したくて、突きを放っては、おもしろいように技をかけてもらいました。あの時の痛みはよい財産です。
また、いわゆる、中国武術でいうところのアレもいただきました。慣性の法則なのか、脳が揺れて、飛んで行く感覚を味わいました。
私は頚椎の手術をしているので、実はそれは大変まずいことのようでした。術後、以前所属の道場で防具付きとはいえ、総合ルールでやっていた私は、少し注意不足でした。師範代が慌てて、
『彼は頚椎がダメだから!』
と、止めてくれたのでした。
師範は
『えっ!ホント‼️⁉️』
と、私の首の後ろを確認してくれました。
実は、師範は私と同じ手術をしておられました。
似たような症状、似たような悩み、苦しみを知っていたのです。
そこから、私への指導を始めてくれました。
その日から私のリハビリと武術との妙な三角関係が始まったのです。