時々、ヴェノーヴァを吹くようになった。
ライアーやピアノとの違いが新鮮。
ライアーを弾くときは、響きに耳を傾け、慎重に音を出している。
美しい響き、たゆたう響きが心地よいと思っている。
ヴェノーヴァは、もっと、荒々しくて、粗野な感じ。
繊細さを求めず、気楽に吹く。
それはそれで楽しいし、そういうダイレクトな音を求めている時もある。
三創ライアーを弾いているときは、澄んだ響きが広く広がって欲しいと思っている。
アウリスライアーを弾いているときは、手の中で、腕の中で、音が生まれていく感じ。
音量小さめ、残響短めだから、三創のようには広がらない。
けれど、音一粒一粒がはっきりとして、素朴な感じ。
ヴェノーヴァを吹いてるときは、もっと乱暴な、むき出しな、ダイレクトな感じ。
ピアノはまた、これらと違う…
でも、ピアノはライアーよりかな…
音が綺麗だから。
でもピアノには、ライアーにはない躍動感がある。