【102日目(10月27日)朝食】(金曜日)


米飯…250g

味噌汁(豆腐&青菜 赤味噌)

スクランブルエッグ

ほうれん草の和え物

ふりかけ

のり佃煮

牛乳(200ml)


蛋白質…18.9g

食塩相…2.8g





【102日目(10月27日)昼食】(金曜日)


米飯…250g

回鍋肉

白菜の中華煮

カリフラワーの中華和え

のり佃煮

CP10


蛋白質…20.1g

食塩相…2.1g





【102日目(10月27日)夕食】(金曜日)


米飯…250g

サワラの幽庵焼き

なすの炒め物

ブロッコリーのごま和え

フルーツ()

のり佃煮

CP10


蛋白質…25.0g

食塩相…1.8g




最近、「糖尿病の薬が足りない!!」というニュースを見ます。


ダイエットの為に使用する人が増え、この薬を必要とします糖尿病患者に薬が行かないそうです。

簡単にダイエットがしたいと仰られます方が多いのでしょう。

その様な方達は薬でダイエットをする【メディカル・ダイエット】が持て囃されております。

実は今年の2月に、ダイエット薬が承認されました。

その薬の名前は、【オルリスタット】と言います。

このオルリスタットはスイスの製薬会社『ロシュ』という、日本の中外製薬の親会社に相当します会社が開発しました【ゼニカル】という名称で販売されております処方薬のダイエット薬です。

実際にダイエット効果が有るという事で、結構長い期間研究をされておりまして、効果はそれほど高くはないとはいえ、処方薬として使えるくらい安全性と効果は一応保証されております。

処方箋が必要な処方薬としましては『ゼニカル』という名称で、処方箋無しで買えるOTC薬としましては『アライ』という名称で存在しております。

成分は同じでして、『ゼニカル』が120mg、『アライ』が60mgです。

何故ダイエットに効果的かと申しますと、胃や膵臓から分泌されます、『リパーゼ』という脂肪を分解する酵素を阻害する事で、食事に含まれます脂肪の約30%程度を吸収させない様にします。

『トリアシルグリセロール』という脂は『リパーゼ』によりまして『モノアシルグリセロール』と『遊離脂肪酸』に分解されまして小腸から吸収される訳ですが、それを阻害しまして吸収させずに、便と共に棄ててしまおうというのが狙いです。

つまり、
「脂が消化されずに身体を素通りさせるよォ~」
という事ですね。

元々は放線菌の一種が作り出しております『リプスタチン』というリパーゼを阻害する物質が有り、それを基にして作られました薬でして、リパーゼのセリン部分を共有結合する事によりまして阻害するという作用機序なのです。

オルリスタットは低カロリーの食事療法と併用する事で、体重の減少や維持を含みます肥満のコントロールに影響を与える薬です。

体重が約100kg弱くらいの人達が、「バランスの取れた低カロリー食」とオルリスタット120mgを摂取する事を1年間続けましたら、9.2%減少する事に成功しました。

ちなみにプラセボ群は5.8%減少です。

1年から1年半服用し続けましたら、プラセボ分を差し引きまして2.6~2.9%の体重が減少する事が分かりました。

有害事象としまして、「分泌物を伴うおなら」や「油っぽい便の排泄」が見られます。

早い話が、「油っぽい便がおならと一緒に出ますよ」という事なのです。

この有害事象の約50%が1週間未満で発生しますが、1週間で改善傾向が現れ、4週間で見られなくなるそうです。

つまり、「4週間は油っぽい便の切迫便失禁と戦う」という訳ですね。

しかし、食事の脂肪を1食あたり15g以下にしますと抑制が可能というデータもございます。

ちなみに服用が出来ない人は、以下の様な人達です。
◯妊婦・授乳中
◯吸収不良症候群
◯胆汁鬱滞
◯オルリスタットの成分に過敏症の既往が有る人
ですので、以上の方達が使用なさる場合は、お医者さんにご相談下さい。

そして使用上の注意事項としまして、
「食事療法と併用しましょう」
そして『アライ』には、
「運動も重要だよ♪」
といった旨の記載がございます。

意味無いじゃん………

とはいえ、安全である事は確かの様です。

ですけど……、使う価値が有るのか?