【96日目(10月21日) 朝食】(土曜日)


米飯…250g

味噌汁(お揚げ&キャベツ 合わせ味噌)

はんぺんの煮物

とろろ芋

のり佃煮

牛乳(200ml)


蛋白質…16.9g

食塩相…2.7g





【96日目(10月21日) 昼食】(土曜日)


米飯…250g

鶏肉の梅風味焼き

大根のだし煮

ブロッコリーの胡麻ドレ和え

のり佃煮

CP10


蛋白質…23.6g

食塩相…1.9g





【96日目(10月21日) 夕食】(土曜日)


米飯…250g

豆腐ハンバーグおろしポン酢

がんもの煮浸し

さつま芋のサラダ

杏仁豆腐

のり佃煮

CP10


蛋白質…18.7g

食塩相…2.3g




よく私が言われる事なのですが、

「話が長い・つまらない」

というのがございます、


同様に、ブログに関しましても、

「長い・つまらない」

と、よく言われます。


それだけ、人に伝える力が無い、ひいてはごみ能力が無いという事なんですね。


2019年のテキサス大学の研究チームが発表しましたメタ分析では、問題解決力には数学力よりも、

・物事の要点を掴む

・意図や背景を読み取る読解力

の方が影響度が高いというデータが有るそうです。


そして、この『読解力』こそが、AIが獲得しにくいスキルと言われております。


ホストクラブの有名プロデューサーの軍神氏によりますと、人とコミュニケーションを取る為に必要な事は、

読解⇒思考⇒伝達⇒表現

の四つのプロセスの内、『読解』が最も重要だと指摘します。


相手の言葉の読解をミスりますと、全てがダメになり、お客さんはお金を落としてくれなくなるそうです。


「1を聞いて10を知るコミュニケーション能力」は、仕事の成果を引き上げるのです。


では、日本人の読解力はどうなのでしょうか?


『PISA(Programme for International Student Assessment)』と呼ばれます国際学力テストに於きまして、日本人の読解力ランキングが二年連続で落ちています。


PISA調査では、

・読解力リテラシー

・数学的リテラシー

・科学的リテラシー

の三分野を三年毎に本調査を実施します。


そして2018年の調査では、OECD35ヶ国中、

・読解力リテラシー…11位

・数学的リテラシー… 1位

・科学的リテラシー… 2位

という結果になりました。


過去の順位の推移を見てみますと、
2012年1位⇒2015年6位⇒2018年11位
と、統計的にも有意に下がって来ている事が確認出来ます。

また、習熟度をレベル別で見てみますと、低得点層の「レベル1」の割合が有意に増加しております。

PISAに於けます『読解力』の定義は、
「自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、社会に参加する為に、テキストを理解し、利用し、評価し、熟考し、これに取り組む事」
としております。

そして『読解力』を測定する項目としまして、
・情報を探し出す力
・理解する力
・評価し、熟考する力
の三項目です。

日本人の読解力テストの結果を分析しますと、
「理解する力」
は安定的に高い傾向にございますが、
「必要な情報を探し出す」
「情報を総合的に判断して、自分の考えに根拠を示して説明する」
が、OECD平均と比較しまして課題となるそうです。

読解力テストの点数が高い人の特徴を見てみますと、
「読書好きの生徒は読解力が高い傾向に有る」
「新聞・フィクション・ノンフィクション・コミックいずれもよく読む生徒が読解力が高い」
という事が分かりました。

やはり、子供にはたくさん本を読ませた方が良いのでしょうか?

少し古いデータになりますが、2006年ベネッセが出しました、『読解力についてのデータ』によりますと、
・読解力×学力
・読解力×学びの基礎力
・読解力×社会的実践力
の三つで相関が有るそうです。

「学力」につきましては、国語と算数(数学)の平均と読解力の相関係数を調べてみますと、
・小学5年生…0.75
・中学2年生…0.67
と、強い相関関係に有る事が分かりました。

『学びの基礎力』とは「主体的に学ぼうとする力」をいい、『社会的実践力』とは「自分で考えて問題を解決する力」としております。

一方で読解力と読書量の間に、相関関係は見られなかったそうです。

小学5年生では月に4~5冊で“頭打ち”に、中学2年生では月に1~3冊で“頭打ち”になるという結果になりました。

それより増えますと、読解力はかえって下がる傾向に有るそうです。

そこで当時の「読解力世界一」のフィンランドの傾向を国際教育政策研究所の研究官が分析してみましたところ、
「フィンランドの場合は読書時間が多くなるほど『読解力』の成績が高まる傾向に有った」
という結果を受けまして、日本の子供達の読書の仕方に改善の余地が有るのではないかという結論に達しました。

フィンランドに於きまして重視されております教育に対する考え方の一つに、
「学力は個人的な活動ではなく、人間関係や社会との関係の中で複合的に構成されて行く」
というのが、ございます。

このレポートの締め括りとしまして、
「多くの本を通じまして社会への関心が高まり、学びへの意欲が高まったとしましても、それが個人的な活動にとどまっている限り、教科の学習を牽引したり、読解力を伸ばしたりするまでに至りにくく、集団の中で知識を共有し合い、考え合う様な活動を経て初めて学びの質に変革が生じる」
と、まとめております。

これは実に身につまされる気がするレポートで、テストの点数を取る為、或いは通知箋で良い数字をつける為だけに勉強をしていた私は、12年間の勉強が全く身に付いていない事で、本当によく分かります。


つまり、読書が教科の学習に役立ったり、学んだ内容を他者と共有したり、日常の何らかの問題解決に繋げるといった、
「読書をその先に繋げる活動」
が不足しているという事ですね。

読解力が高い子供の学習スタイルは、
・実験や観察をする前に、「こうなるんじゃね?」といった仮説を立てて、結果と照らし合わせて考える
・テーマを決めて、詳しく調べたり深く考えたりする
・調べたり考えたりした事を、クラスや学校で発表する
というところが、読解力が低い子供と違う様です。

学習には【仮説検証】と【アウトプット】が鍵となるという訳ですね。

結果として読解力が高い子供は、
・授業で習った事をそのまま覚えるのではなく、その理由と考え方も理解しようとする
・調べて分かった事を基に、考えをまとめる事が出来る
・自分の意見や考えを、相手に分かり易く伝える事が出来る
というところが、読解力が低い子供との違いとなって現れて来ます。

という事で、今回も「長くてつまらない」ものになってしまいました。

本当に申し訳ございません。