さてさて、新年早々面白い反応がございました。
 
この投稿は、事実・概念・意図が混線 しています。
 
取り敢えず、科学的にどこが誤りで、どこが言い逃れなのかを整理しますね。
 
 

1.そのレスポンスの構造

文を分解しますと、三つの主張が混在している事が分かります。
  1. チメロサールには脳神経毒という観点が有る
  2. ただし防腐剤・殺菌剤であるという限界がある
  3. 毒性の高い重金属(チメロサールやアルミニウム)がアジュバンドとして混ぜられている
この1と2はミスリーディングですし、3は明確に誤りです。
 
 

2.チメロサールについて(何が正しくて、何が間違いなのか)

◎正しい点(限定付き)

  • チメロサールは殺菌剤・防腐剤(preservative)
  • 高容量では神経毒性ポテンシャルが有る
ここまでは事実です。
 

◎誤り…「チメロサールがアジュバンドとして混ぜられている」

完全に誤りです
  • チメロサール=防腐剤
  • チメロサール≠アジュバンド
です。
 
そもそも「アジュバンド」とは、抗原に対する免疫反応を増強する成分です。
 
一方でチメロサールには、
  • 免疫増強作用が無い
  • アジュバンドとして免疫反応を高める働きが無い
のです。
 
これは用語レベルの初歩的な誤りで、医学・薬学・免疫学のいずれでも通用しません。
 
 

3.アルミニウムとチメロサールを「同列」にしている点が最大の問題

このレスポンスの本格的な誤導は、ここです。
 

◎アルミニウム

  • 目的………アジュバンド
  • 作用………抗原提示を強化
  • 化学形……アルミニウム塩
  • 毒性評価…用量依存・腎排泄
 

◎チメロサール

  • 目的………防腐剤
  • 作用………細菌・真菌の増殖抑制
  • 化学形……有機水銀(メチル水銀)
  • 毒性評価…速やかな排泄
役割・作用機序・評価軸が全く異なるものです。
 
「重金属」という言葉で括ることは、科学的にも医学的にも意味を持ちません
 
 

4.「脳神経毒」という言葉のすり替え

このレスポンスは、毒性学の基本を意図的に省略しております。
 
毒性学の基本は、用量が毒を作る(The does makes the poison)です。
 
チメロサールにつきましては、
  • 神経毒性が確認されているのはmg/kg級以上
  • ワクチンでの曝露はµg単位
  • 2~3桁以上の差
この前提を言わずに、
「神経毒という観点がある」
という主張は、正確ですが誠実ではない表現です。
 
 

5.「各自お調べください」という言い逃れ

これは科学的議論におきましては、事実上の「GIVE UP」です。
 
と申しますのも、
  • 根拠を示さない
  • 文献を出さない
  • 反証不能な形で終わらせる
当然の事ですが、科学では「調べた結果」が提示されまして初めて主張になります。
 
 

6.科学的に正しい整理

  • チメロサールはアジュバンドではなく防腐剤
  • チメロサールの神経毒性は高容量の話であり、ワクチン使用量で人の神経毒性が確認されましたエビデンスは無い
という事になります。
 
簡単にまとめますと、
  • チメロサールを「アジュバンドとして使用」という明確な誤り
  • 用量の概念を意図的に欠落
  • アルミニウムとの不適切な混同
という3点で、科学的には成立しないものという事です。



明けましておめでとうございます。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

 

今年は丙午ということで、私のついに還暦を迎える年になりました。

 

11月生まれですので、少し時間を要しますから、何とか迎えられます様に頑張ります。

 

 

 

さて、X(旧Twitter)に昨年末から話題になっております投稿がございます。

 

 

 

という事で、事実関係を見てみましょう。

 

1.現在の含有量について

コミュニティノートにもございます通り、生後1年以内に接種するワクチンの中でチメロサール含有のワクチンははB型肝炎ワクチンの3回接種のみです。

 

現在、日本におきまして使用されておりますB型肝炎ワクチン(『ビームゲン』や『ヘプタバックス』など)の多くは「チメロサールフリー(含有量ゼロ)」或いは製造工程で除去されまして極微量しか含まれていないものが主流です。

 

例えば小児用或いは成人用では1回(0.5ml)あたり、およそ1.0~2.5µg以下、或いはそれ未満(検出限界以下)となっております製品が多いです。

 

 

2.チメロサールが含まれる成分

科学名は「エチル水銀チオサリチル酸ナトリウム」で、その重量の約50%が水銀です。

 

その「水銀」は、水俣病の原因にもなりましたメチル水銀とは異なりまして、ワクチンに使用されておりますのはエチル水銀です。

 

重要なのは、このエチル水銀の体内での代謝・排泄がよりよく研究されていることにございます。

 

◎血中半減期

新生児・乳児を対象としました研究では、血中エチル水銀の半減期(血中濃度が半分になる時間)が約3.7~7日程度30日経過しますと接種前の数値と同レベルになっているとの事です。

https://publications.aap.org/pediatrics/article-abstract/121/2/e208/68691/Mercury-Levels-in-Newborns-and-Infants-After?redirectedFrom=fulltext

 

他の評価では7日というものもございます。

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3018252/

 

つまりエチル水銀は血中で比較的短い期間で減少し、30日程度で元に戻るという事になります。

 

◎排泄経路

主に糞便を介した排泄(胆汁経由で腸管排泄)が主体でして、尿中への排泄はほとんど検出されませんでした。

https://publications.aap.org/pediatrics/article-abstract/121/2/e208/68691/Mercury-Levels-in-Newborns-and-Infants-After?redirectedFrom=fulltext

 

このことから、体外への排泄経路は主に腸を介したものと考えられております。

 

 

3.他の食品との比較

◎「エチル水銀」と「メチル水銀」は別物

チメロサール由来のエチル水銀(EtHg)は、高い毒性が懸念されます(水俣病の原因ともいわれている)メチル水銀(MeHg)と比べまして、体内動態が違います。

 

メチル水銀は血中半減期が20日以上とされます事に対しまして、エチル水銀は明らかに短い半減期を示します。

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0013935114002400?via%3Dihub

 

◎マグロの刺身と比較(参考)

マグロの赤身(1人前約80g)には、約30~40µg程度のメチル水銀が含まれております。

 

 

 

と申しますと、「経口摂取と注射での接種は違う!」という反論が出て来ることは想定済みです。

 

例えばこちらですね。

これは科学的な主張というよりは、レトリック(断定+人格攻撃)で成立しております典型例ですね。

 

 

1.この投稿の論理構造

この投稿は、以下の三段論法によって成立しております。

  • 前提A~「経口摂取と注射では影響が全く異なる」
  • 前提B~「それは素人でも知っている」
  • 前提C~「それを言う医者は偽医者か悪質なデマ」
とまあ、一見もっともらしいのですが、科学的には成立しません。
 
 

2.どこが間違っているのか(科学的な観点)

誤り1~「全く異なる」という過剰な一般化

毒性学では、
  • 経口と注射で“違いが出る事が多い
  • “必ず全く異なる”という訳ではない
実際には、
  • 経口と注射で同等の影響を示す物質
  • 注射の方が安全なケース
  • 経口の方が安全なケース
は普通に存在します。
 
「全く異なる」は科学用語ではなく、単なる断定表現です。
 

誤り2~「同じものでも」という部分が致命的

ここで投稿主が仰られます「同じもの」とは、おそらく「水銀一般」を指していらっしゃる可能性が高いのですが、そもそも、
  • メチル水銀(マグロ)
  • エチル水銀(チメロサール)
は別物です。
 
【メチル水銀】

 
【エチル水銀】

 
毒性学では、同じ元素を含んでいても、化学形が違えば別物質です。
 
これは医学生の初歩どころか、中学生レベルと言えましょう。
 

誤り3~「医者なら知っているはず」という藁人形

実際の専門家の立場は、
「経口と注射違うが、エチル水銀は血中半減期が短く、注射であっても速やかに排泄されることがヒトデータで確認されている」
ですので、
  • 経口摂取と注射との違いを否定していない
  • 違いを考慮した上で評価している
訳ですが、この投稿主は「違いを無視している」かの様にすり替えているのです。
 
これは典型的なストローマン(藁人形)論法です。
 
 

3.何故この手の投稿が強く見えるのか

理由は、以下の通りです。
  1. 常識に訴える…「素人でも知っている」
  2. 権威に訴える…「医者なら知っているはず」
  3. 人格攻撃で締める…「偽医者・デマ」
内容ではなく、印象でマウントを取ろうとする構造です。
 
 

4.マグロとの比較は意味が無いのか

◎比較が意味が無くなるケース

毒性を同一視する比較が該当します。
  • メチル水銀=エチル水銀
  • 経口=注射
  • 半減期や蓄積性を無視
 

◎比較が意味を持つ場合

  • リスク評価の直感的説明
  • 曝露量・頻度・対内残留のオーダー感の比較
という感じで、安全性を説明するための比較対象としましては、とても合理的と言えましょう。
 
実際、規制当局(WHO・CDC・EMAなど)も、
  • 魚由来のメチル水銀
  • チメロサール由来のエチル水銀
を明確に区別した上で、比較を行っております。
 
 
「この子を健康ですくすくと育てたい(育ってほしい)」と願う事は、親として当たり前のことだと思います。
 
しかしネットには、一見健康に良さげに見えますが実はデタラメという情報は腐るほど存在することも事実です。
 
もし少しでも不安に感じましたら、お近くのお医者さんに相談されます事をお勧めいたします

皆さん、この様な主張を見た事がございませんか?

 

 
要は、
「『接種歴不明』の人数を『未接種者』に加算して、ワクチンの効果を過剰に大きく見せた捏造だ!」
「それがバレたから、資料の公表をやめたんだ!」
というヤツですね。
 
そろそろ、これにつきまして整理しましょう。
 
 

①厚生労働省の本来の位置付け

(1)本来の目的

あの資料は、
  • HER-SYS等の感染者発生届データに過ぎない
  • そこに「接種歴欄」を付けて
  • 行政的に状況を俯瞰するための集計
という性格のものです。
 
つまり、
  • 研究用データ(疫学用)ではない
  • 接種効果を検証する設計ではない
というのが大前提となります。
 
もう少し掘り下げてみますと、
  • 感染者の把握・管理
  • 行政対応(保健所業務)のため
  • 状況説明用の参考資料
という業務用データでした。
 
 つまり、
  • 因果推論
  • ワクチン効果推定
  • 接種・非接種比較
目的に設計されていない資料なのです。
 

(2)では、何が欠けていたのか?

疫学的に「接種者の感染状況」を見るためには本来、
  • 接種歴が正確に把握されていること
  • 分母(人口)が正確に定義されていること
  • 年齢・基礎疾患・検査行動などの調整
が必要ですが当該資料は、
  • 接種歴「不明」が大量に存在
  • 不明を未接種に寄せて集計
  • 分母も推計値
  • 調整変数なし
ですので、「感染状況を見る体裁」はしておりますが、「評価できる中身」ではないという状態でした。
 

②何故、「接種者の感染状況」に見えてしまったのか?

厚労省の公表形式が、
  • 接種回数別陽性者数
  • 10万人あたり
という疫学論文に似た見せ方でしたので、
「これは効果を示しているデータだ」
と多くの人が誤解してしまった訳ですね。
 
しかし実際には、
  • 探索的・参考情報レベル
  • 政策評価には使えない
という扱いでした。
 
「但し書き」にも、その様な事が記されておりましたよね。
 
 

③中止された理由

中止理由は一言で申しますと、
「接種者の感染状況を見る資料として、
誤解を招き、かつ精度を担保できなくなった」
 
という事です。
  • 未接種(実質不明)が約2割
  • 時間とともに増える
  • 修正不能
  • 説明コストが爆発
といった事から
「続けるほど誤解が拡大する」
となった訳ですね。
 
つまり、
  • 疫学前提でないデータを疫学っぽく使ってしまった
  • 未接種者が約2割は致命的
  • 比較として成立しない
という事なのです。
 
疫学として誤用され、社会的影響が集計の限界を上回ったため
という訳です。
 
早い話が、この資料を疫学的な資料だと勘違いをして誤用した事が原因なのです。
 
目的外使用の一人歩き」が、中止の原因だったというお話でした。

 

YouTubeに、この様な動画がございました。

 

 

という事で私も早速、通院日に♪

 

 

冬はどうしても、需要が落ちる様です。

 

 

① 冷たい飲み物としての性格

日本では牛乳は基本的に冷蔵、すなわち冷たいまま飲む飲み物です。

 

  • 夏…喉の渇き→牛乳も選択肢
  • 冬…喉が渇きにくい→温かい飲料へ

結果としましてお茶やコーヒー、スープに置き換わってしまう訳ですね。

 

 

② 朝食需要の減少

冬は起床が遅くなりがちですので朝食を簡略化され易くなり、朝食欠食率が上がる(特に若年層)そうです。

 

その結果、「パン+牛乳」のセットが崩れてしまう事が、統計上かなり効きます。

 

 

③車での移動の増加

冬はどうしても車での移動が増えがちです。

 

そうなりますと、

 

  • 車内で冷たい牛乳を飲みたくはない
  • 純正のドリンクホルダーに遇わない
という事で、ドライバーの購入選択肢から外れてしまいます
 
「料理に使えば良いじゃないか!」
と仰られる方もいらっしゃるかと思いますが、そもそも使用量(消費量)が違います。
  • 料理…約100~300ml(四人分)
  • 飲料…一人一杯約200ml
おまけに、
「牛乳を使ってシチューやパスタをイチから作るのは時間がかかる」
という方もいらっしゃるかと思います。
 
とはいえ寒くなりますと、
  • クリームシチュー
  • クリームパスタ
などの料理が食べたくなります。
 
そこで『リュウジのバズレシピ』でしょう。
 

①「ホワイトソース」という概念を捨てさせてくれる

通常、牛乳料理は、
「小麦粉とバターでダマにならないように混ぜて…」
と面倒ですが、リュウジさんは
「牛乳で直接パスタを煮る(ワンパン)」
などの手法を多用します。
 
これで「時間がかかる」というハードルが消滅します。
 

 

 

 
 

②「手軽な調味料」としての発見

牛乳を単なる洋風飲料ではなく、「コクを出す万能調味料」として扱い、日本人の口に合うレシピで毎日でも使えるようにしてしまいました。
 

 

 

 
 

③圧倒的な「酒のつまみ」化

「牛乳=子供の飲み物」というイメージを覆しまして、お酒に合う「シュクメルリ(ジョージア料理)」などをバズらせることで、大人の夜の消費を掘り起こしました。
 

 

 
冬は乳脂肪分が高くなりましてコクが出て美味しくなります。
 
牛乳は冬こそ美味しい♪
 
みなさんも、牛乳をもっと飲モー♪♪♪

 



Merry Christmas♪

 

YouTubeに、こちらの動画が上がっております。

 

 

この動画は、医師と思われる方が

「イベルメクチンについての考え方や限界、安全性・有効性」

について説明している医療情報動画です。

 

制作者自身も、

「イベルメクチンを全面否定するものではなく、抗がん剤の代替になるとも言っていない」

という趣旨を仰っていらっしゃる様です。

 

しかし、こちらの方はインドから輸入したイベルメクチンをサプリメントとして販売しようと仰っていらっしゃいます。

 

実はこれ…

なのです。
 
 

1. イベルメクチンは日本では医薬品(処方薬)扱い

イベルメクチンは寄生虫感染症治療薬として国内でも医薬品として承認・使用されていますが、COVID-19等の用途では承認されておりません
 
また、承認外用途での使用は一般的には認められていません
 
そして、医薬品を海外から輸入する場合、個人輸入でも自己使用目的での輸入に限られます
 
更に、他人に譲渡・販売することは禁止されています

2. 「医師免許を持っている」だけでは販売許可にならない

日本で医薬品(薬品)として販売するには、薬機法(旧薬事法)に基づく承認・許可が必要です。
 
個人が医師免許を持っていても、医薬品の輸入や販売に関しては別途の許認可が必要になります。

 

また、医師が治療目的で未承認薬を輸入することは一定要件下で可能(患者用に限定)ですが、患者本人以外への販売は認められません

3. 「サプリメント」として販売することの危険性

日本では「サプリメント」は食品扱いとなりますが、食品として販売できるのは食品原料・添加物として法的に許可された成分のみとなります。
 
ですから、医薬品成分は食品として販売できません

 

仮にイベルメクチンを食品に見せかけて販売した場合でも、医薬品成分を含む又は医薬的効果を謳うような表示をすると「無承認医薬品の販売」になり罰則対象になります。
 

4. 法律上のリスクと罰則

無承認医薬品の販売

医薬品として承認されていない成分を販売することは、医薬品医療機器等法(薬機法)違反となります。

 

虚偽・誤認表示

医薬的効果を謳いましたり、「サプリメント」と偽って販売をされますと、

  • 広告・表示の禁止
  • 行政処分(販売停止命令)
  • 罰金・懲役刑

のリスクがございます。

 
販売者が医師であっても免責されません
 
むしろ不利になる点すらあります。
 
気を付けましょう。