ユリユリネーチャンのブログ

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児童施設の子供達は入ったり出たりが激しい。
児童施設のまだ幼稚園にも行けないような小さい子共達のお世話をさせてもらうようになり早、一年。
そんな短い間にも何人も卒業し、

そして、

何人も入ってきた。

どちらかというと卒業していくのは少ない。

卒業していく子共も入ってくる子共達も自分の置かれた状態が分からない。
みんなキョトンとした顔をしている。

その中で私が来た頃にはもうすでにいた男の子で、いつも笑わない、顔中アトピーがひどく薬でテカテカしていて体や頭にも重度のアトピーがありいつも掻いていてアチコチ血だらけだ。
その子は絆創膏がはがれるのを嫌う。

いつも無表情で絆創膏をつけてくれと訴える。
絆創膏をつけてあげると何だか少しホッとした表情でまたどこかへ行ってしまう。

私はボランティアでお世話をさせてもらっているので、子供達の歳や名字。どうして施設にいるのかも一切教えてもらえない。
その子がアトピーなのも見て分かるからであって本当に何も教えてもらえない。

一人の女の子は目の玉が両方離れている。
あまり目が見えていない様だ…。
その女の子もそうだが二人ともあまり笑わないし、あまりなつかない。

でもようやく少しずつ話し掛けたら言葉が返ってくれるようになった矢先。
そのアトピーの男の子はいなくなっていた。

私は週に1日しかお手伝いに行けないし、先生方もいつもと変わらない。

いつもの事だ。

何も聞いてはいけない。
そんなある日、私は自分の子供達と買い物に行き、レジを進みお店の出入口まで行った時、お母さんが小さな子供の手を引いて入って来た。

手を繋いでいる男の子を見たとき一瞬誰だか分からなかった。
アッ!
あのアトピーの男の子だー。
そう思ってまた振り返るとやっぱりそうだ!
お母さんは怪しげに私を見たが男の子は嬉しそうに何かお母さんに話し掛けていた。
とても嬉しそうに楽しそうだ。
私に見向きもしないで満面の笑顔でお母さんに話し掛けていた。
何だかいつもより凄く小さく感じた。

嬉しいはずなのに私は具合が悪くなった。何故かは分からない。とにかくしばらくその具合の悪さは続いた。