向日葵 | 鱗粉転写
昨日の献花式。

Kに合う花ってなんだろう?って考えたら
僕の中では向日葵なんだよね。

青空の下でお日様いっぱい浴びて、
いつも笑っている。

風貌は不健康に見られそうなヤツだけれど、
なんだか違うところで健康的というか、なんというか。
お日様の下が、青い空が、青い海が似合う人だった。

僕がGundogでドラムを叩いていたときは
スケボーやら波乗りをしょっちゅうしていた話を聞いていたからか?
機材車には常にサーフボードがのさばっていたし。

普通、献花式と言ったら白い花なのだろうけれど。
何にせよ、この季節、向日葵なんてそう売っていない。

とりあえず渋谷へ出て、いつも通る花屋さんへ行くと...
お店が改装していて、閉まっていた。

仕方が無いので近くにもう一つ花屋があるのを知っていたので、そちらへ。

イマイチぴんと来る花はない。
勿論、向日葵もない。

同じく、献花式へ行くと店員さんに話していた人が前にいた。
その人はカラーを買っていた。
うん、カラーも良いよね。

でもなんとなく、他の花屋を探してみることに。

駅周辺を回ったけれど、花屋は無い。

あ、センター街の中に一つ花屋さんが、楽器屋へ行く途中にあったっけ。

思い出して行ってみると、向日葵がありました。
余り状態は良くなかったけれど。

これもまた例の神様システムが働いたのだろうか?

Kにピッタリの花。
なるべく良いのを選んで買いましたよ。

献花式の会場は広いライヴハウス。

そうそう、まだ文章にしてはいないけれど、一緒にステージに立った日に言っていたよね。
サウンドチェックが終わって、ハコを出て渋谷の町をウロウロしていたとき。

「今日のライヴのチケット全然売れていないよぉ...」
そういう状況から始めて、今日なんて演奏すらないんだよ。
それでも本当に沢山の人が集まっていてさ。

花を捧げる時、
「だから言ったじゃん。
 絶対世の中に通用する音楽だから。
 あの時言った通りだったでしょ?」
思わず呟いてしまった。

こういう終わり方は全くの予想外だったけれどね...。