伊勢崎町の入り口にあるスタジオ24の狭い待合室でスタジオの後に話したんだと思う。
「今日はどうだった?」
って。
多分、僕はこう言ったんだと思う。
「自分がやっている音楽とは全く違うけれど
凄い良いバンドだね。
絶対にイイ線行くと思う。」
Kは多分こう言った。
「それじゃ入れば良いじゃん」
僕はこう答えたんだろうね。
「でも自分を生かせるかと言ったらちょっと違うんだよね。」
Kは少し引いて
「それじゃサポートで叩かない?」
僕はこう答えた。
多分、半分断られるためにだろう。
「もし、メインでバンドが決まったらふたつのバンド分もスタジオ代なんか出せないよ。」
Kは即答した。
「それじゃスタジオ代もライヴハウスのノルマ代もいらないから、叩いてよ。
サポートでさ。」
ココまで言われたら引き受けるしか無いじゃん。
音楽的には凄いカッコイイって思えているんだしさ。
こうして僕はGunDogの初代ドラマー...と言うには微妙な立ち位置だけれど、
GunDogでドラムを叩くことになった。
こうやって書き出してみると、いつものやり取りならNG出す、出されるような箇所が幾つもある。
それなのに何となく仲間に入れてもらったのは何か縁があったんだよねぇ?
K、本当に感謝しているんだよ。
勿論、あっちゃんやMZKやいっぺいちゃんもね。
続く。