愛用のスティック...。 | 鱗粉転写
そういえばさ、先日のライヴでスティックが異常に軽く感じた。
もしかしたらもっと太い、もしくは重たいモノに代える時期なのかもね。

今使っているのは何度も書いているけれど、
Zildjianってシンバルで有名でもあり、アメリカで一番歴史のある会社が作っているモノ。
Jazzってモデルの黒く塗ってあるやつ。

標準のスティックの直径が14mm。
このスティックは13.7mmだから結構細い部類になる。
「たかが0.3mmの違いじゃないか」
って普通の人なら思うだろうけれど、人間の手って案外その僅かな差でも識別できるものなんだよね。

このスティック使うようになってどのくらい経つだろう??
随分長い事使っているよ。
毎年、カタログが新しくなるたびに一番最初に確認するもん。
このモデル、廃番になっていないか。

黒塗りって余り人気が無いらしいんだよね。
叩いた後が黒く残っちゃうから。

何となくだけれど、黒い方が僕の手に馴染むような気がする。

でも先日一つ欠点を見つけた。

スティックを回してもステージでは目立たないって事。
滅多にスティック回すなんてやらないから構わないのだけれど。

どこの楽器屋さんでも手に入るような標準的なスティックが手に馴染むのなら
それが一番良い気がする。
調達が簡単だから。

そういえば、僕がZildjianを使うようになったのは広告で
「伐採した分だけ木を植えています」
というのを見たからだった。
当時、非木材のスティックが結構入りだしていて、
環境保護の為にそういった代替材質のものを使った方が良いんじゃないかと
お子様なりに感じたんだよね。

今、流行のAHEADというアイスホッケーのスティックを作っているメーカーの
軽金属に消耗部分がナイロン(?)で取替えができるやつだの
樹脂やらカーボンやらのスティックだの、色々試してみたけれど
音色が気に入らなかった。

ライドシンバルを叩くと分かるのだけれど、
スティックが鳴って初めてキレイなシンバルの音色になるんだよね。
クローズリムショットも同様。
(リムショットとはスティックでドラムの枠を叩く奏法。
 クローズリムショットはスティックの先端を皮に付けた状態で
 もう片方の先端で枠を打ってカツカツした音を出す。)

非金属のスティックだとスティック自体が鳴らないの。

んじゃぁ、どうすれば??
と思った時にZildjianのスティックの広告を雑誌で見たんだっけ。

でも実際にはスティックを製造する為に木を伐採する事はないらしい。
廃材になってしまうような部分で作るんだってさ。

そりゃ、スティック作るごときでそんな大きな板は必要ないもんね。

最近、Sonarという木目調家具風高級ドラムメーカーが植林キャンペーンやっていたっけ。
ドラム作る為に伐採は有り得そうだけれど、
ドラムメーカーが伐採してくるわけじゃないからなぁ...。

さて、Zildjianは今でもそういった環境保護活動的なことをやっているのでしょうか??
ドラムメーカーはどのようにして植林に携わるのでしょうか...。
ナゾです。