冬に逆戻りしたように、午前中は霙が降っていた。
春は、まだ足踏みしているようだ。
お昼ごろから日が差してきたので、少しホッとした。
ネットで、ジョン・アーヴィングの本を注文した。
先日、郊外の大型書店に行ったのだが、置いてなかったのだ。
町の電器屋さんの閉店を知らせるチラシが新聞に入っていた。
「当店は㋂31日をもちまして閉店することになりました。
これまでの皆様のご支援に心より感謝申し上げます。」
テレビや電子レンジを買ったり、ちょっとした工事を頼んだりした店だ。
個人の店では、経営が成り立たなくなったのか。
跡継ぎがいなかったのか。
こうして、小回りの利く個人の店はどんどんなくなり、大型のチェーン店が残る。
本もなるべく本屋で買うようにしていたのだが、やはりネットは便利である。
しかし、便利なものは生活を無機質にする。
スーパーでは、有人レジがあればそちらを使うようにしている。
自分でバーコードを読み取り清算するのは便利だが、なんとも味気ない。
人が人と喋る機会が減り、AIを相手にしている生活はあまりにも侘しい。
春の淡雪のように、降るそばから消えていく人間関係が増えてきた。
マックス・ピカートの言うように、「連関性の喪失」の時代なのであろう。
