昨日から降りつづいていた雨がやみ、晴れ間が見えてきた。
昨日は、ほぼ一日病院でかかってしまった。
片道一時間半、待合室で一時間半、また帰り道が一時間半。
「103番の方、診察室へどうぞ」
特に変わりがないので、いつもと同じ薬を処方してもらう。
帰りぎわ医者が椅子から立ち上がり、歩み寄って「気をつけて帰ってくださいね」。
狭い診察だからわずか2,3歩だが、久しぶりに人間っていいなと思った。
私は、昔から人間より機械のほうが好きだった。
機械は嘘をつかないし、顰笑もしない。
「コアメモリ」「ヒステリシス曲線」「アセンブリ言語」
みんな過去の遺物になってしまったが、懐かしい。
技術は飛躍的に進歩する。
ただ、人を殺傷する兵器は嫌だ。
防衛装備品という名の軍需品。
しかし、そのような機械をつくるのも、使うのも人間である。
そして、果てしなき軍備拡張競争のなかに取り込まれていく。
このままでは、人類はいつか滅亡するであろう。
