太宰治の「パンドラの匣」という小説がある。

この結核療養所を舞台にした小説を思い出す度に、花宵先生のことを考える。

 

昨日、米軍とイスラエル軍がイランを攻撃した。

攻撃は時間の問題だと思っていたのでさほど驚かなかったが、ついにパンドラの箱をこじ開けてしまったなと思った。

 

これで様々な災厄が世界にばら撒かれたが、どうやって箱を閉じるのだろう。

争いは、始めるより終結させるほうがはるかに難しい。

経済的にも、あるいは人的にも、日本は否応なく引きずり込まれるであろう。

 

今日から三月である。

うららかな春の日差しの中で、梅が咲いている。

 

「いさましくもかなしくも白い凾」 山頭火

再びこんな世になってはいけない。